痒み

冬になると子どもの肌に痒みが…薬で治すべき?

冬場は空気が乾燥して、肌あれがひどくなることも増えます。子どもの皮膚は大人に比べ薄いため、ダメージを受けやすい場合も。幼児期の卵アレルギーが改善しても、冬場はハウスダストに反応して痒みが出るという12歳の男の子のママからの相談に医師と看護師さんの答えは?

ママからの相談:「子どもが冬になるとハウスダストに反応して痒がる…薬で治療すべき?」

息子は1歳半の頃に卵アレルギーと診断されました。一時期は完全に卵除去の食事で少しずつ免疫を付けていきました。12歳になり、今では卵そのものも食べられようになり、血液検査をしても卵には全く反応しなくなりました。でもダニやハウスダストには反応するようで、冬になると痒くなるようです。今は保湿剤を塗ってかゆみを抑えていますが、きちんと診察をして内服薬などで内側からしっかり治すべきでしょうか?(30代・女性)

乾燥で皮膚のバリア機能が低下しているようです

皮膚の炎症が続いている場合は、診察を受け、ステロイド入りの塗り薬を処方してもらう必要も。

アトピー性皮膚炎の原因の1つに皮膚の乾燥があります。皮膚が乾燥するとバリア機能が低下しダニやハウスダストの抗原が入り込みやすくなるのです。特に冬は空気が乾燥し、暖房の使用で皮膚が乾燥しやすいので保湿剤の使用は有効です。(内科医師)
痒みがなくても、皮膚の炎症が落ち着いているとは限りません。痒みがなくなっても、皮膚の炎症が継続している場合はステロイドの含まれた塗り薬が必要なこともあります。(内科医師)
内服は全身の症状がある場合などに使用が限られるため、現在の状態では不要かもしれません。保湿剤を塗っている今の皮膚の状態を医師に診てもらい、このまま保湿剤だけでいいのか、ステロイドの塗り薬を足した方がいいのか判断してもらうといいでしょう。(内科医師)

こまめな掃除でホコリを取り除き、皮膚を乾燥させない工夫も

ハウスダストアレルギーの対策を行ったり、室内を乾燥させないようにすることも大事です。

ダニ、ハウスダストのアレルギーの対策は、環境を整えることが大切です。部屋はこまめに掃除して、ホコリをためないようにしてください。掃除機をかけると、部屋中のホコリをまき散らしますこともありますから、雑巾がけしてから掃除機をかけるようにしてください。(産婦人科看護師)
家具の隙間や後ろもホコリを除去し、できればお子さんの部屋はフローリングで、ホコリがたまりやすいカーペットは敷かないようにしてください。(産婦人科看護師)
空気清浄器で換気を行い、乾燥しないよう濡れたタオルをかけたり、洗面器にお湯を入れておくといいでしょう。加湿器はこまめに掃除しないと、カビが発生して悪影響を与える場合がありますから注意しましょう。布団は布団乾燥機や布団クリーナーでダニを除去してください。(産婦人科看護師)
(入浴時は)ボディーソープは低刺激のもので、スポンジやナイロンタオルは使用せず、綿やガーゼ素材で洗い、症状が強い時は手で洗うか、お湯で流すだけでもかまいません。石鹸カスが残らないようにしっかりすすぎ、入浴後はタオルでごしごし擦らず、押し当てるようにして水分を拭きとってください。(産婦人科看護師)

冬場は肌のバリア機能が低下し、ハウスダストに反応しやすくなります。ホコリをためないよう心がけ、スキンケアにも気を配ってあげましょう。


2016/05/22

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