アレルギー検査

2016/05/23

アレルギー検査では 問題ないのに食べると症状が。なぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

アレルギー検査では 問題ないのに食べると症状が。なぜ?

くるみや刺身を食べるとアナフィラキシーショックのような症状が出るのに、アレルギー検査では問題なしと出ることについて、疑問が寄せられました。専門家はどのように説明しているのでしょうか。

ママからの相談:「くるみアレルギーについて」

16歳の息子は10歳頃から、くるみでアナフィラキシーショックに近い症状が出るようになりました。アレルギー検査では全く問題ないのですが、少しでも食べると呼吸困難になったり、食道がゴロゴロするようです。大きなかけらを食べてしまった時は、救急車を呼ぶほどでした。くるみ以外にも、お刺身でも同様の症状が出ますが、アレルギー検査では全く問題なしです。アレルギー検査で問題がなくても拒否反応が出る事はありますか。(40代・女性)

検査に出なくてもアレルギー症状が起こる場合があります

遅延型アレルギーと呼ばれるタイプである場合や、身体が弱っている時だけ症状が出るタイプである場合など、検査結果と症状が一致しないことも実際には起こりうるようです。症状が出たものは食べないように注意してください。

アレルギー反応は、検査結果で陽性がでても症状がでない場合や、陰性でも症状がでる場合があります。アレルギーのタイプには速効型と遅延型があり、食べてすぐに症状がでる速効型に対し、遅延型は隠れアレルギーともいわれ、時間をかけて徐々に症状が現れ、お腹がごろごろする、なんとなく体がだるいといった症状の場合もあるため、アレルギーと気づかなかったり、一般の検査で反応がでない場合があります。(産科看護師)
アレルギーは原因となるものに接触したらいつも症状が出る場合と、風邪などを引いたり夜更かししたりストレスがかかった時など、体が弱っているときだけ症状が出る場合があります。血液検査で異常がなくても、症状からはアレルギーと考えられます。小児の20%は明らかなアレルギー症状があるのに検査で異常が出ないと言われています。血液検査だけで判断せず、症状が出た食物については基本的に摂取しないようにしましょう。(内科医師)

アナフィラキシーは命にかかわるため十分な対策を

問題の食品を誤って食べてしまった場合に備え、病院と相談して十分な対策を講じるようにというアドバイスがありました。

アナフィラキシーは命に関わる状態ですので、病院で相談して、ぜひエピペンを所持するようにしましょう。エピペンはアナフィラキシーの症状が出たときに本人もしくは周りの人が打つ注射です。この使用の有無が命に関わることがありますので、家族もいつでも使用ができるよう使い方を聞いておきましょう。(内科医師)

アレルギー検査には出なくても、アレルギー反応がおこることはあり得ます。問題の起こった食品は避けるようにし、アナフィラキシーが出た場合に備えて十分な対策を講じておくのが賢明です。


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