排卵痛

2016/05/18

排卵障害があっても妊娠できる?障害の種類と治療法

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排卵障害があっても妊娠できる?障害の種類と治療法

女性が不妊になる原因の約3割は、この排卵障害であるといわれています。
でも、排卵障害といってもいくつか種類があることをご存知ですか?
今回は、そんな排卵障害の種類とその治療法、そして排卵障害があっても
妊娠は可能かどうかについてお話していきたいと思います。

排卵障害とは?

様々な理由により排卵がうまくできなくなることを排卵障害といいます。
排卵自体がおこらなくなる無排卵や、卵胞がうまく育たない、または排卵がうまくできないといった問題が起こります。
排卵障害は、不妊の原因の約3割を占めています。

排卵障害になる原因とは?

では、どうして排卵障害になってしまうのでしょうか。
実は、まだはっきりとしたことはわかっていません。
ただ、ホルモン分泌の異常や、ストレス、卵巣の機能低下などが原因ではないかといわれています。

排卵障害を引き起こす主な症状について

・卵胞刺激ホルモンの分泌低下
排卵は卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンの働きによって起こります。
けれど、これらのホルモンの分泌のバランスが崩れていたり、十分でなかったりした場合は卵胞が育たず、 排卵が起こらない状態となってしまいます。

・高プロラクチン血症
出産後に母乳の分泌を促すホルモンをプロラクチンといいます。
高プロラクチン血症になると、妊娠や出産をしていなくてもプロラクチンが過剰に分泌され、
そのため生理が止まってしまったり排卵がなくなってしまったりします。

・黄体化非破裂卵胞症候群
排卵をしているわけではないのに、卵の中に黄体ができ、黄体ホルモンとなってしまう症状を指します。 一時的な症状である場合もありますが、何度も繰り返し起こる場合は子宮内膜症を起こしている可能性もあります。別名を、黄体化未破裂卵胞症状といいます。

・多嚢胞性卵巣症候群
卵胞が卵巣の表面にいくつもできるものの、それらがうまく育たず、排卵ができない病気です。
男性ホルモンの分泌が多いことで卵子が卵巣の外に出ることができず、
無排卵の状態となってしまいます。

・肥満
肥満により内蔵脂肪が増えると、ホルモンバランスが崩れます。
そして、このことが原因で排卵障害が起きてしまうのです。

・極端な体重減少
無理なダイエットやストレスなどで極端な体重減少があった場合、
生理不順が起きやすくなってしまいます。
そして、この生理不順を放っておくことで排卵自体がなくなってしまい、無排卵となります。

排卵障害の治療方法とは?

症状により治療方法は異なりますが、一般的にはクロミフェンや
シクロフェニールといった排卵誘発剤を使った治療を行ないます。
また、生活習慣の見直しが必要となる場合もあります。

排卵障害があっても妊娠できる?

排卵障害と卵子の質、つまり妊娠のしやすさに相互関係はありません。
排卵が起これば、妊娠する可能性は十分あります。
けれど、排卵障害のない人でも、妊娠できる確率は20~25%といわれており、
排卵をしたからといって妊娠できるとは言えません。焦らずに治療を続けていきましょう。

排卵障害の種類と治療方法、排卵障害のある人の妊娠の可能性の有無などについて
お話しましたが、いかがでしたか?
排卵障害は、様々な理由で起こる症状だということがお分かりいただけたかと思います。
焦らずにきっちり治していきましょう。


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