サイトメガロウイルス

妊婦さんは要注意!サイトメガロウイルス

妊娠して初めて聞く人も多いサイトメガロウイルスですが、妊娠中にサイトメガロウイルスに感染すると赤ちゃんに大きな影響を及ぼすことも。感染を防ぐ方法はあるのでしょうか。

ママからの相談:「サイトメガロウイルスの抗体について」

2人目の妊娠中です。1人目の時、サイトメガロウイルスとトキソプラズマの抗体の検査を受けたら、トキソプラズマは抗体があったのですが、サイトメガロウイルスは抗体がありませんでした。今回も検査をした方がいいでしょうか。また、妊娠中の感染を防ぐには、どんなことに気をつけたらよいでしょうか。(30代・女性)

妊娠中に感染した場合の影響

妊娠中、母体がサイトメガロウイルスに感染してしまうとさまざまな障害を引き起こす可能性があるといわれています。まずは、感染の確率と感染による影響をうかがってみましょう。

妊娠中にサイトメガロウイルスに感染した場合、低体重児や肝機能障害、貧血や血小板減少などを引き起こす可能性があります。生後間もなくは症状がなくても、成長とともに難聴や精神遅滞、発育の遅れなどがあらわれる場合もあります。(産科看護師)
サイトメガロウイルスは妊娠中に感染すると赤ちゃんにも感染して精神遅滞や難聴、運動障害を引き起こすことがあります。(内科医師)
万が一、感染しても、赤ちゃんに影響を及ぼすのは約1割程度と言われていますし、赤ちゃんに感染の疑いがあれば、出生後すぐに検査を行い、抗ウイルス薬などの治療が行われます。抗体がないのでしたら、感染予防を心かげることです。(産科看護師)
妊婦のサイトメガロウイルス感染は抗体がある人では多くて2%。その赤ちゃんに症状が出るのは数%程度です。抗体のないお母さんが感染する確率も同様に2%程度ですが、胎児感染は40%と高率です。そのうち約10%に障害が出るといわれています。(内科医師)

感染防止のためにできること

感染の可能性は約2%で、感染してしまうと約1割の赤ちゃんに影響が及ぶとのこと。では、サイトメガロウイルスの感染を未然に防ぐには、どのような方法があるのでしょうか。

お母さんが感染しても無症状のことが多く、感染したことに気づかない場合がありますから、定期的に検査を受けた方がいいでしょう。(産科看護師)
感染予防で重要なのは手洗いです。また、お子さんがいる場合は子どもの唾液や尿にウイルスが含まれている可能性があるので、箸やコップなどは共有しないようにしましょう。 (内科医師)
うがいや手洗いはもちろんですが、動物や土になるべく触れないようにしましょう。肉や魚はしっかり火を通して、生野菜はよく洗ってから食べるようにしてください。性交時にはコンドームを使用し、終わった後も手洗いを行ってください。(産科看護師)

感染しても気づかない場合もあるというサイトメガロウイルス。日常生活の中で感染予防に努め、定期的に検査を受けておくのがよいようです。


2016/05/29

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