感染予防

次々にうつしあう…兄弟姉妹での感染は予防できる?

毎年、ある季節になると流行し始めるインフルエンザやノロウイルス。子どもは特に感染が心配ですが、兄弟姉妹でうつしあうことを防ぐ方法はいったいあるのでしょうか。

ママからの相談:「兄弟姉妹間の感染予防を教えてください」

三姉妹の母です。毎年インフルエンザや胃腸炎を子ども同士でうつしあい、何週間も家にひきこもる生活になってしまいます。夜間に寝室を分けることができず、家族みんなで寝ているためかと思いますが、子ども同士が寝室でうつしあうことに対する予防方法があれば教えてください。(30代・女性)

寝室での注意

感染力の強いインフルエンザや胃腸炎。感染した子どもが同じ寝室で就寝する場合、どのようなことに気をつけたらよいのでしょう。

大人は気をつけていても、子ども同士の感染を予防することは難しいと思います。マスクをしても寝ている間に取り外してしまうでしょう。間にお父さん、お母さんを挟んで、子ども同士が接触しないようにしてはいかがでしょうか。(産科看護師)
ウイルスは20℃以下の温度、湿度20%以下の乾いた環境で生存します。特に湿度は重要で、気温が20℃前後でも湿度が50%以上になるとウイルスは急激に減るといわれています。そのため寝室には加湿器を置き、湿度が50%以上になるように設定しましょう。(内科医師)
寝室はこまめに掃除してホコリをためないようにし、空気清浄器で換気を行ってください。(産科看護師)

日中の感染予防

夜、就寝する時の注意に加えて、日中の生活の中でも感染予防を心がけておくことがとても大切です。どのような点に注意すれば良いのか、専門家にアドバイスをいただきました。

食器やスプーンを共用したり、口移しで食べさせることは控えてください。リモコンや電気のスイッチなど、複数の人が触れる部分は、除菌シートや除菌スプレーで除菌してください。(産科看護師)
インフルエンザや胃腸炎の代表ウイルスであるノロウイルスの感染経路は飛沫感染、接触感染、空気感染と考えられています。飛沫感染に関しては咳やくしゃみで2m先にまでウイルスが拡がります。起きている時だけでもマスクは続けましょう。(内科医師)
家の中では接触感染を防ぐために石鹸やタオルなどは別のものを使用するようにしましょう。症状がある人が触ったところは、ドアの手すり、ペーパーホルダーなどもすべてこまめに消毒を行いましょう。(内科医師)
感染力が強いところがインフルエンザやノロウイルスの怖いところです。可能な限り家に持ち込まない予防も行いましょう。インフルエンザは予防接種を受け、外ではしっかり手洗いをしてマスクをするよう子どもさんに教えてあげてください。(内科医師)
家族の誰かが感染した場合、早めに治療して感染を広げないようにしてください。また、普段からバランスのとれた食事や適度な運動を心がけて、感染しにくい身体を作ることも大切です。(産科看護師)

予防のポイントは感染経路。子どもがかかりやすいインフルエンザやノロウイルスの感染経路は飛沫感染、接触感染、空気感染であることを、しっかりと意識して予防することがよいようです。


2016/05/28

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)