溶連菌

溶連菌に感染しやすい体質というものはある?

気温が下がり乾燥する冬は、様々な感染症が流行する季節。子どもを持つ家庭では神経を使う季節です。感染を繰り返す子どもを心配するママに対し、医師や看護師さんはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

>>子どもの溶連菌感染症の特徴と症状、予防法は?

ママからの相談:「溶連菌に感染しやすい体質はある?」

小学生2人を子育て中です。インフルエンザが流行り出し、学級閉鎖となるクラスも出てきています。そんな中、溶連菌とインフルエンザを一緒に発病したお友だちがいることを耳にしました。そのお友達とは前日に長時間過ごしたのに、我が子はかからずに過ごせています。溶連菌にかかりやすい体質などがあるのでしょうか。何か対策があるなら、何度もかかっているお友だちのママに伝えてあげたいと思います。(30代・女性)

溶連菌には免疫力の弱い人が感染しやすい

溶連菌は感染力が強く、感染すると風邪のような症状が出ます。また種類が多いので感染を繰り返すこともあり、免疫力の弱い子どもや妊婦では流行期に注意が必要です。

溶連菌に感染すると、喉の痛みや咳、発熱などの風邪様症状、咽頭炎や扁桃腺炎、子どもなら全身の湿疹や舌が赤くなるイチゴ舌などの症状が出ます。溶連菌は感染しても免疫ができにくく、多くの種類があるため、感染を繰り返す場合があります。また、風邪と似た症状のため、単なる風邪と思って人と接触し、感染を広めてしまう場合もあります。(産科看護師)
溶連菌は感染力の強い細菌で、免疫力の弱い子どもや妊婦では、流行期に注意が必要です。また、細菌性の感染なので、症状がよくなった後も処方された抗生物質を2週間は飲み続ける必要があります。そうでないと、細菌が残っていて、そこからまた症状が再発したり、腎臓の炎症やリウマチ熱(心臓の内部に障害を起こす)といった重篤な状態に進行する危険があります。(麻酔科医師)

日頃から予防し、感染したらきちんと治療することが大切

風邪の予防と同様に、日頃から感染を防ぐ注意をしましょう。食事はバランスの取れたもの、免疫力を高めるものが効果的。もし溶連菌に感染してしまったら、きちんと薬を服用し、完治させることも重要です。

予防策としては、風邪の予防と同じように、うがい・手洗いを心がけ、できるだけ人ごみは避けるようにします。飛沫感染なので、感染者にできるだけ接触しないようにし、流行期の外出ではマスクを着用した方がよいでしょう。家族内では、食器の共用を避けること、複数の人が触れるリモコンや電気のスイッチなどは除菌シートやスプレーで除菌してください。(産科看護師)
食事はバランスのとれたものが基本ですが、免疫力を高めるために、ネバネバしたもの(長芋、里芋、おくらなど)やにんにく、ネギや大根などを摂るとよいでしょう。お茶に含まれるカテキンにも風邪の予防効果があります。また、風邪かなと思ってもいつもと経過が異なるようであれば早めに病院を受診して、感染を広げないため早めに治療することも大切です。(産科看護師)
何度も溶連菌やインフルエンザにかかる子どもは、何度も感染症を繰り返すことで体力が落ち、免疫力も落ちていると考えます。処方された期間、きちんと抗生物質を服用し、発症から2、3週間後に一度医師の診察を受けて完治したことを確認することが重要です。欠席期間が長くなることは心配でしょうが、栄養のバランスがとれた食事を心がけ、充分に休養を取らせてあげることも重要です。(麻酔科医師)

溶連菌は感染力が強く、流行期には免疫力の弱い子どもは注意が必要です。風邪の予防と同様に手洗いやうがいを励行し、人込みを避け、バランスのよい食事で体調を整えることがポイント。もし感染したら、きちんと服用して完治させることが重要です。


2016/05/27

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