男性不妊

2016/05/20

不妊の原因の半分近くは男性にもある?男性不妊について

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不妊の原因の半分近くは男性にもある?男性不妊について

不妊というと女性にばかり責任があると思っている人はいませんか?
ですが、男性に原因があって不妊になる事も決して少なくありません。
今回はそんな男性不妊にスポットを当てて、男性不妊にどのようなものがあるのかや
その原因、予防の仕方などをお話していきます。

不妊の中で男性不妊ってどれくらい?

世界保健機関(WHO)の不妊症原因調査では女性のみが原因なのが41%、
男性のみが24%、男女両方が24%、原因不明が11%という報告があります。
これからもわかるとおり、不妊の約半分は男性側に原因があるということですね。
不妊治療というと女性が受けるのが一般的ですが、男性も受けたほうがいい
のがお分かりいただけることでしょう。

男性不妊の原因の多くは精子に問題がある

当たり前の話ですが妊娠 は精子が卵子に到達して受精するから始まります。
ですが男性不妊は精子を作る造精機能の障害が原因の約9割と非常に大きな比率を占めています。
これは精巣の障害やホルモン分泌の異常などによって、精子をうまく作れなくなってしまう
状態をさします。
1回の射精で数億とも言われる精子が放出されますが、卵子の周囲までたどり着けるのは
1000にも満たないとされていますので、精子の数が少なかったり、運動性が悪かったりすると
卵子に到達出来ず、不妊につながってしまいます。
造精機能障害には精液中に精子が1匹もいない「無精子症」や数が少ない「乏精子症」、
数は十分にあるものの運動性が悪い「精子無力症」があります。
この他にも精索静脈瘤や無精液症などさまざまな原因があることもあります。

男性不妊の検査はどんなもの?

男性不妊の検査は病院によって細かな違いはありますが、基本的には精液の顕微鏡での
検査や採血をして染色体やホルモン、抗精子抗体 の検査を行う場所が多いです。

男性不妊で気を付けたいことは?

喫煙は精子量を減らしてしまうなどの結果が出ているだけでなく、副流煙などで
妻に影響が出てしまいます。不妊になる可能性もあるので極力やめたほうがいいですね。
また飲酒も精子の作る力や生殖能力を低下させてしまうことがあるようです。
さらに疲れやストレスは男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量を低下させてしまい、
性欲や精子量の減少だけでなく、精子の運動量の低下の引き金となってしまいます。
食事も栄養バランスが悪いと精子量の減少につながることもあるので、
外食でも野菜などをしっかり取るようにしたいですね。

不妊は女性だけではなく、男性にも理由があることが多いです。
新しい命を授かることは夫婦2人で行うことなので、もし不妊の心配がある時は女性だけでなく、
男性も検査や相談をしてみてはいかがでしょうか。


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