妊娠中の病気・身体の悩み

2016/05/20

選択する前に知っておこう!中絶(人工妊娠中絶)の影響

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選択する前に知っておこう!中絶(人工妊娠中絶)の影響

人工妊娠中絶とは具体的にどのような手術を行うかわかりますか?
止むを得ず中絶を選択しなければならない事情があるかもしれません。
そんな時に慌てないように事前に確かな知識を身につけておくと良いでしょう。
中絶を選択する前によく心身への負担を考えてみてください。

人工妊娠中絶とは何をするの?

人工妊娠中絶とは、妊娠を人工的に中絶させることを指します。
具体的にはお腹の中の胎児を外に取り出し、妊娠を終わらせる方法です。
中絶を行える期間は限られており、妊娠22週未満までに行うことのできる手術となります。

中絶手術は、妊娠初期と妊娠中期で手術内容が異なるのです。
妊娠初期(妊娠12週未満)の場合には、掻爬法や、吸引法が適用されます。
掻爬法は、子宮口を予め開いた状態で胎児を器具で搔き出す方法です。
吸引法は、掻爬法同様の方法で胎児を吸引して取り出します。
いずれの方法も約10分〜15分程度で終わり、痛みや出血が少ないことが特徴です。
通常は日帰りの手術となることでしょう。
妊娠中期(妊娠12週〜22週未満)の場合には、子宮収縮剤を使って人工的に
陣痛を引き起こして胎児を流産させます。
母体への負担が大きいため数日間の入院が必要になることでしょう。
妊娠中期の中絶には死亡届の提出が必要となり、胎児の埋葬許可を取得することとなります。

母体保護法で中絶が認められるのは、妊娠の継続や分娩が、健康上の理由や経済的な
理由で母体の健康に害を与える場合と、レイプ被害等による妊娠に限られています。

中絶の心身への負担

中絶を行うことで母体には負担がかかります。妊娠初期の中絶手術では、
子宮内部を傷つけるリスクがあります。
後遺症として、流産や早産をしやすい体質になる可能性や癒着胎盤、
子宮外妊娠になる可能性 があります。
妊娠中期の中絶では子宮収縮剤の影響で子宮破裂の危険性もあります。
また、中絶することで、ホルモンバランスが崩れ月経不順や、無月経等を引き起こす危険があるのです。
その場合、次の妊娠が難しくなる恐れがあります。
また、術後の感染症等の危険性も伴うのです。

精神的な負担も大きく、胎児に対する罪悪感やパートナーへの信頼感情が
損なわれる恐れがあります。
また、中絶後にも通院や薬剤の投与等様々な負担がかかり、費用も安い金額ではありません。
中絶を選択する際には、心身や経済面での負担を充分に考慮してから決めるようにしましょう。
中絶を選択しないためには、常日頃からの避妊等の心がけが必要となります。


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