胎盤

前置胎盤とはどう違う?低置胎盤の原因とリスク、対処法

低置胎盤は前置胎盤と同様「ハイリスク妊娠」と呼ばれています。
この2つは似ており、妊娠中の子宮内の胎盤の位置が普通の状態よりも低い位置に
付いている状態を指します。
そのうち胎盤が子宮口にかかっている場合を「前置胎盤 」、かかっていない場合を
「低置胎盤」としています。
こちらでは低置胎盤について詳しく解説します。

低置胎盤はどうして起こるの?

低置胎盤は一体どういった原因で起こる状態なのでしょうか。
起こりやすい状態として現在考えられているのは、
・子宮筋腫といった子宮の病気
・出産、堕胎、流産、帝王切開などの経験により子宮内に傷がついた、又は炎症が起きた場合
・双子などの多胎妊娠、高齢、喫煙習慣、子宮の手術(人工妊娠中絶手術等)の経験など
といったことです。
しかしこれらも確かな証拠はなく、低置胎盤がどういった原因でおこるかについては
前置胎盤同様はっきりしていません。
それなので、低置胎盤の具体的な予防方法は見つかっていないというのが現状です。

低置胎盤で注意すべきリスク

低置胎盤で危険なのは、前置胎盤と同様、妊娠中や出産時の大量出血が
起こりやすいということです。
出血以外の症状はほとんどありません。痛みを感じることもあまりありません。
低置胎盤の定義は、「子宮口から胎盤までの距離が2センチ未満の場合を
目安とする」とされています。
低置胎盤で出血した場合の出血量は、2センチ以上離れている正常な場合の
1.5倍と言われています。

また出産時までに低置胎盤が改善されなければ、帝王切開になる可能性も出てきます。
胎盤が子宮口を塞いでいなくても、赤ちゃんの体に引っかかって
排出の妨げになることがあるからです。
そして低置胎盤や前置胎盤の場合は、合併症として癒着胎盤という、胎盤が子宮に癒着してしまい
産後はがれないという危険な症状を引き起こす可能性が正常な場合よりも高くなります。

低置胎盤は妊娠24週以降に超音波検査によって診断されますが、妊娠が進行すると共に
子宮が大きくなり、低置胎盤が解消されるケースも多く見られます。

低置胎盤と診断されたら・・・対処法

低置胎盤と診断されたら、妊娠中は出血を防ぐためにできるだけ安静にしましょう。
お腹の張りが出血に繋がることもあるので、家事もなるべくゆっくりと疲れない程度に行い、
不要な運動や性交渉も控えます。
出血すれば赤ちゃんの命の危険にも繋がるので、医師の指示に従い慎重に行動しましょう。
もし出血したらすぐに産婦人科を受診します。
そのまま入院になることも珍しくありませんので、入院の準備は早めにしておきましょう。
帝王切開、経膣分娩どちらかになるかは状況により変わります。
たとえ経膣分娩となっても分娩時に大量出血する恐れがあるので、お産は設備の整った
病院で行いましょう。


2016/05/20

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事