薬(処方薬・市販薬)

2016/05/23

ぜひ知っておきたい!てんかんと妊娠の発作と薬の影響とは

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ぜひ知っておきたい!てんかんと妊娠の発作と薬の影響とは

てんかんと妊娠について考える際に、てんかん薬と発作の影響、
どちらのリスクが高いかということは知っておきたい大切なことです。
薬による赤ちゃんへの影響も可能性としてはありますが、それよりも発作による影響の方が
危険だと言われています。

てんかんを持っていても妊娠・出産はできる?

てんかんを持っている女性でも、もちろん妊娠・出産をすることは可能ですが、全身のけいれん発作による胎児への影響やてんかん薬による胎児への影響を正しく理解しておく必要があります。

発作が起こった際のリスクとは?

てんかんの発作で妊娠中に起こるとリスクが高いと言われているのが、
全身けいれんの発作です。
全身けいれんの発作が起こると母親自身呼吸がうまくできなくなり、チアノーゼの状態になり、
胎児への酸素供給量が減少する可能性があります。
また、けいれんによって全身が硬直することで、流産や早産のリスクも増すため心配です。

全身けいれんでなく、複雑部分発作のような場合では胎児に与える影響は少ないと言われています。
しかし、ぼーっとしてしまうことで、倒れてしまいお腹を打ってしまう可能性もあります。

薬によるリスクとは?

一部の抗てんかん薬には、赤ちゃんに影響を与えるものもあります。

何も薬を服用していない妊婦が奇形の赤ちゃんを出産する確率は2~5%、
抗てんかん薬を服用している妊婦が奇形 の赤ちゃんを出産する確率は4~10%と言われています。
しかし、このデータだけを見て抗てんかん薬全てが危険なものだと考えてはいけません。
薬によるリスクが高まる条件は限られています。

・ある特定の薬を高用量摂取すること
・ある特定の薬を組み合わせること
・様々な種類の薬を飲むこと

これらの条件が重なると薬によるリスクが高まります。
薬のリスクを下げるには、服用している抗てんかん薬を見直し、できるだけ少ない種類の薬を
減らして飲むようにするとよいでしょう。

抗てんかん薬は飲み続けた方がいい?

抗てんかん薬による胎児への影響を考え、服用していた抗てんかん薬をやめてしまう、
勝手に飲む量を減らしてしまう場合があります。
ですが、薬を減らすと人によっては危険な場合や発作が起こる可能性が高くなり危険です。
自己判断で薬の量を減らしたりせず、まずは医師に相談するようにしましょう。

また、一部のてんかん薬では、服用していると葉酸が不足しがちになります。
積極的に葉酸を摂るように心がけましょう。


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