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2016/05/23

乗るのはOK?NG?妊娠中の自転車について

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乗るのはOK?NG?妊娠中の自転車について

妊娠中の自転車については、乗っても「OK」という意見もあれば「NG」という意見もあり
専門家でさえも見解が分かれています。
妊婦さんもどうしたらよいのか混乱してしまいますね。
こちらでは、それぞれの見解の理由、どうしても乗らなければならない場合の注意点などをご紹介していきます。

なぜ妊娠中の自転車はNGなの?

はじめに、妊婦さんが自転車に乗らないほうがいい、としている意見の主な理由を見ていきましょう。

・妊娠中のホルモンバランスの変化の影響で、集中力や注意力が低下しやすくなる
・おなかが大きくなるとバランスを崩しやすくなり転倒しやすい
・乗るときの振動が刺激となり、おなかが張ってしまう
・漕ぐときにおなかに力が入ってしまう
・サドルからの圧力により骨盤に歪みを引き起こし、切迫早産、むくみ、便秘、逆子、難産などの原因となることも

NGの意見では、妊娠中の体の変化により乗らないほうがいいとする場合と、
自転車に乗ること自体が妊婦さんの体に影響を及ぼすとしている場合に分かれています。
「疲れたとき」におなかが張ることもよく知られていますが、振動を受けて
おなかが張ってしまうのも不思議はないともいえるでしょう。

「OK」とする意見の主な理由とは?

では、OKとしている見解にはどういったものがあげられるのでしょうか。

・妊婦さんにおすすめの有酸素運動としてサイクリングやエアロバイクがあげられている
・自転車の振動程度で子宮に影響を与えることはない
・自転車が原因で流産や破水につながるという根拠はない

乗っても差し支えないとしている意見では、赤ちゃんは羊水の中で浮かんでいるため、
振動が直接赤ちゃんに影響することはないともいわれています。
ただ、NG、OKどちらの場合でも、おなかが大きくなるとバランスが取りにくくなることや、
体調が悪いときは転倒などの事故につながる可能性は否定していません。
どうしても判断に迷ってしまう場合には、かかりつけの産婦人科医の判断を仰ぐのも一つの方法でしょう。

妊娠中の自転車乗車では、どんなことに気をつけるべき?

自転車に乗らなくてもとくに不都合がない場合は、なるべく乗らないほうが
リスクを少なくするうえでは得策です。
しかし、買い物する場所が遠く重い荷物を抱えて歩くほうが、かえって体に負担をかける場合もあるでしょう。
通勤や子どもの送り迎えなどで自転車を利用することが日常生活と切り離せないなど。
そこで、妊娠中に自転車に乗る際に注意したい点をあげてみましたので、参考にしてください。

・サドルの高さはすぐに両足が地面に付く位置に
・前傾姿勢ではなく直立姿勢をとりやすいようハンドルは高めに調節する
・体調がすぐれないときには控える
・天候が悪いときには乗らない
・決してスピードは出さずにゆっくり走る
・危険な道は避ける

以上のように、妊娠時に自転車に乗る場合には、自転車自体を妊婦さんに適した
状態に整えたうえで、安全に配慮して運転することが大切です。
天候については、たとえば雨の日は路面が濡れてすべりやすくなりますし
強風のときなども転倒しやすく危険ですので避けるのが賢明といえます。
また、舗装された平坦な道を選び、凹凸の多い道や段差などは降りて
自転車を押して歩くなど細心の注意を払いましょう。
妊娠中にはくれぐれも無理のないよう、自転車を生活の中に取り入れてくださいね。


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