落ち着きがない

2016/06/04

架空の幼稚園に通い現実との区別がつかない子ども

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

架空の幼稚園に通い現実との区別がつかない子ども

幼い子どもには空想のお友達がいるといいます。しかしあまりにも現実と空想の世界が混濁していると少し心配です。我が子の妄想癖に悩むママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「架空の幼稚園に通う子どもの様子が心配です」

3歳の末っ子が妄想ばかりしています。幼稚園や小学校に通う姉兄を見ているからか、自分も架空の幼稚園に通っているようです。クラスの名前や担任の先生の名前、クラスメイトの名前も設定されており、時々1人で話しています。「昨日は○○ちゃんと喧嘩しちゃったから謝らないと…」など想像と現実の区別がついておらず、誰もいない方へ名前を呼びながらボールを投げることもあります。このまま見守っていてよいものでしょうか。(30代・女性)

子どもの想像力は発達に重要、障害の指摘がなければ様子見を

テクノロジーの発達により想像力を必要としない遊びも増えてきましたが、想像力を働かせることは子どもの発達にとって重要なことです。妄想遊びには個人差があり、寂しさやストレスが原因のこともありますが、発達障害などの指摘がなければ心配はないでしょう。

近年では、テレビゲームやタブレットなどテクノロジーも発達して、小さな子どもが遊んでいる姿を見かけるようになりました。このような環境の中で、想像力を使って遊ぶことは子どもの発達に重要なことです。想像力を働かせることで言葉をたくさん覚えたり、感情表現が豊かになり友達もできやすくなります。反対に想像力を使わずにテレビゲームやタブレットなどで遊んでばかりいると、想像力も低下して将来の創造性に悪影響が及びます。(一般内科看護師)
ママに思うように構ってもらえなかったり、不安や寂しさなどのストレスで自分の世界に入ってしまう場合もあります。夢と現実の区別がつかないこともある時期ですが、誰もいない所に名前を呼びながらボールを投げるのは、幻視があるのかもしれません、一度、発達障害センターや小児精神科医のいる病院で相談した方がよいかもしれません。(産科看護師)
妄想遊びは個人差はありますが、子どもの正常な発育段階なので、発達障害などの指摘がなければそれほど心配する必要はないと思います。3歳は言葉をたくさん覚える時期でもあるので、想像をして言葉遊びを楽しんでいるのかもしれません。(一般内科看護師)

実際には存在しないことをママから教えてあげて

子どもの言うことを全面的に否定するのはよくありませんが、現実との区別がついていないときは、ママが教えてあげるようにしましょう。スキンシップや傾聴もポイント。

他の人に成り切って1人遊びをすることは幼い子どもによくありますが、あまりにも現実に近いことを話したりすると、やはり心配だと思います。子どもの言葉を全面的に否定するのはよくありませんが「○○ちゃんて誰?どこにいるの?」と具体的に聞いてみて、実際には存在しない事を教えてあげてください。また、スキンシップを図り、子どもの話をよく聞くようにしましょう。(産科看護師)
ボール遊びの時に誰もいない方に投げるなど現実と妄想の区別がつかないときは、ママがきちんと教えてあげるようにしましょう。(一般内科看護師)

想像力を働かせることは子どもの発達にとって重要なことです。妄想遊びには個人差がありますが、発達障害などの指摘がなければ心配はないようです。現実との区別がついていないときは、ママが教えてあげること、スキンシップや傾聴を心がけることもポイントです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加