妊活・妊娠したい

2016/06/10

子宮内膜症の手術後は妊娠しにくい身体に?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子宮内膜症の手術後は妊娠しにくい身体に?

子宮内膜症は、手術後でも不妊に関係してくるのでしょうか。手術後に痛みが残り、なかなか妊娠しないためにまた再発しているのではと悩む相談者の女性ですが、専門家たちはどう見ているのでしょうか。

40代女性からの相談 :「子宮内膜症が再発しているのか不安」

40歳で子宮内膜症が5cmになり、内視鏡カメラを使っての手術をしました。病院の先生はピルを飲まずに早く妊娠をするようにといっていましたが、毎月のように生理が来ています。お腹にはチクチクとした痛みが残り、術後から尿もあまり出なくなりました。生理の度に子宮内膜症が再発しそうで心配です。年齢的なせい、もしくは子宮内膜症があると妊娠しにくいそうですが、また再発しているのでしょうか?(40代・女性)

子宮内膜症が原因の可能性も

不妊の原因ともいわれる子宮内膜症ですが、妊娠できる可能性がないわけではありません。

はっきりしたメカニズムは解明されていませんが、子宮内膜症の方は、卵巣や卵管の機能障害や免疫異常のため、着床障害が起こりやすく、不妊になりやすいといわれています。手術による治療を行った場合、約1年は再発しないといわれていますし、子宮内膜症があっても、全く妊娠できないわけではありません。(産科・婦人科看護師)
年齢が高くなると卵巣機能など生殖器も年をとるため妊娠しづらい傾向にあります。さらに子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頚管炎などは不妊症の原因になるといわれています。子宮内膜症は不妊の原因とされていますが、明確な理由はまだわかっていません。卵巣や卵管の働きが悪くなり着床率が低下するのが原因と考えられています。(一般内科看護師)

基本的な再発予防法など

子宮内膜症は再発しやすいため、日頃から予防できるよう心がけておくことが大切です。

子宮内膜症の治療にピルを使う場合がありますが、ピルを服用すると妊娠しませんので、医師は年齢を考慮して早く妊娠するように話したのだと思います。まずは基礎体温を測り、タイミング法を試みてはいかがでしょうか?40代になると自然妊娠の確率が前半では30%、後半では5%まで下がります。術後の健診もかねて、定期的に病院を受診してください。(産科・婦人科看護師)
子宮内膜症は再発を繰り返す病気ですが、手術をした後の1年間は再発も少なく妊娠しやすいといわれています。妊娠を望むのであれば不妊治療なども考慮してもよいかもしれません。子宮内膜症は根本的な治療法はないので手術をしても再発してしまいます。薬で進行を抑えたり、基本的な予防法としては十分な睡眠や休息、適度な運動でストレスを溜めないことが大切です。(一般内科看護師)
温かい飲み物や食ベ物を摂取して身体を冷やさないようにしましょう。食物も動物性食品は避け魚や野菜、果物などヘルシーな食事を心がけるとよいでしょう。(一般内科看護師)

子宮内膜症を患っても、妊娠の可能性はあるとのこと。但し、再発させないように生活習慣を見直したり、不妊治療を考えることも必要であるといえます。


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