二人目妊娠

2016/06/10

帝王切開後は2人目不妊に? !妊娠中のリスクは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

帝王切開後は2人目不妊に? !妊娠中のリスクは?

1回目の出産で帝王切開をした場合、2人目の出産時も帝王切開になる可能性が高いのでしょうか?子宮の傷跡が原因で2人目不妊になったり、2回目の妊娠中に起こり得るリスクを心配しているという相談者さんに、専門家たちがアドバイスしています。

30代女性からの相談 :「帝王切開の経産婦はリスクが高い?」

長男を帝王切開で出産したのが2年前、そろそろ2人目を考えています。しかし前回が帝王切開だったので、リスクが心配です。子宮を切った際に出来た傷跡のせいで不妊になることはありますか?また妊娠期間中は経膣分娩した経産婦とは違い、帝王切開の経産婦はリスクが増えるのでしょうか?その場合、どのようなリスクで何に気をつけて行くべきなのかを教えてください。(30代・女性)

2人目も帝王切開の可能性あり

1人目が帝王切開だった場合、子宮破裂のリスクを考えて2回目も同様になる可能性はあるようです。

帝王切開で出産した場合、2人目も帝王切開の可能性があるため、少なくとも1年以上は間隔をあけるように言われたと思います。妊娠中に子宮の傷によって子宮破裂する可能性があるからですが、2年経過していれば問題ないでしょう。(産科・婦人科看護師)
第1子が帝王切開なら通常第2子も帝王切開になることがほとんどです。帝王切開は子宮に傷ができますが、次回妊娠したとき胎児の成長と共に子宮も大きくなります。そのため前回の帝王切開でできた子宮の傷が胎児に圧迫されて子宮破裂を招くことがあります。子宮破裂は母子ともに危険を伴うため、次の出産も帝王切開を勧めています。(一般内科看護師)
一度目が帝王切開の場合でも自然分娩できますが、陣痛でも子宮破裂のリスクがありますから、次も帝王切開になる場合がほとんどです。医師から注意事項がなければ、特に注意することはありません。(産科・婦人科看護師)
前回の帝王切開から3年以上経過していれば子宮破裂の恐れは少なくなり、自然分娩も望めますが、胎児や妊娠の経過を考慮して医師と相談するのがよいでしょう。また第2子を自然分娩で産む場合、産道は固いままなので難産になることはあります。その場合は帝王切開も頭に入れておきましょう。(一般内科看護師)

帝王切開による不妊の影響

不妊の直接の原因とはならないものの、血液が貯まって妊娠しづらくなることも考えられます。

帝王切開のデメリットは、麻酔による副作用、術後しばらくは傷の痛みのため身体が思うように動かせない、授乳が困難、お腹に傷跡が残るなどがありますが、帝王切開の傷のために不妊になることはありません。(産科・婦人科看護師)
自然分娩希望なら、あぐらをかいたストレッチや床拭きなどで股関節が柔らかくなるように心がけてください。帝王切開による子宮の傷跡が原因で不妊になることはありませんが、一部の人では帝王切開の傷の部分の子宮が薄くなり出血などが起こり不妊症になることがあります。このような特殊な傷が原因で起こる出血や不妊症はまとめて帝王切開瘢痕症候群と呼ばれています。妊娠しづらい時は産婦人科医に相談するようにしてください。(一般内科看護師)

子宮破裂のリスクを避け、2人目も帝王切開になる可能性はあります。また不妊とはいえなくても、帝王切開瘢痕症候群で妊娠しづらくなることもあるようです。


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