顕微授精

2016/06/10

顕微授精で出産後の2人目不妊…治療は必要?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

顕微授精で出産後の2人目不妊…治療は必要?

1人目が顕微授精だった場合、2人目も自然妊娠を待たずに不妊治療を受けたほうがよいのでしょうか。約半年間妊活を行っているという女性からの相談に、専門家たちが回答しています。

30代女性からの相談 :「2人目の妊娠は自然に任せてよい?」

顕微授精を経て授かった1歳11カ月の子どもがいます。子どもが1歳半から妊活を始め、排卵日前後に受精を試みています。このまま自然に任せて無理ならば、通院を考えています。1人目の時は原因不明の不妊だったため、2人目治療に対しては顕微授精から始めるのではなく、タイミングを見てもよいのではという期待をしてしまうのですが、実際のところ手っ取り早く顕微授精を行った方がよいでしょうか。(30代・女性)

早めの治療をお勧め

不妊の原因はさまざまですが、年齢が高くなると妊娠の確率が下がるため、早めに不妊相談を受けられることをお勧めします。

不妊の原因には女性側の子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、排卵障害のほか男性側にも原因があることが考えられます。また生殖器は年齢が高くなるにつれ働きも鈍くなり、妊娠しづらくなります。35歳以上になると妊娠率も低下するため、自然なタイミングで試してしばらくしても妊娠する気配がないのなら、不妊治療を考えてもよいでしょう。(一般内科看護師)
不妊治療は時間や費用の負担も大きいため、ご主人と相談して決めるとよいでしょう。また年齢も考慮して治療をするなら、早めに不妊専門の医師に相談するのがよいと思います。(一般内科看護師)

不妊治療の方法など

妊娠するためには、まず生活習慣の見直しや基礎体温の計測から。そして生殖器官に疾患がある場合は、治療が必要になります。

不妊治療には段階があります。不妊の原因にもよりますが、卵巣や卵管、子宮に疾患があればその治療から始まり、無排卵やホルモンバランスに問題があれば、ホルモン剤などで治療を行います。身体に問題なければ、生活環境を見直し、基礎体温を測り、タイミングを図ったり、排卵誘発剤を使って自然妊娠を試みます。(産科・婦人科看護師)
初期の段階を踏んでも約1年妊娠しない場合、体外受精や人工授精に踏み切ります。おっしゃるように、効率のよさでは最初から人工授精という考えもありますが、まずは初期の段階を経てから次のステップを検討するとよいと思います。医師の判断よりも本人の希望が大切ですから、妊娠の時期や方法は、医師と相談して検討してください。(産科・婦人科看護師)
妊娠のためには生活習慣を見直しましょう。栄養バランスのよい食事や適度な運動、新陳代謝を高めて身体を冷やさないなど普段から出来ることを行います。顕微鏡受精でも100%の確率で妊娠するわけではなく35歳から40歳では20%と低くなります。(一般内科看護師)

生活習慣の見直しや基礎体温の計測はもちろんですが、生殖器官の問題や年齢的なことも考慮して、できるだけ早めに不妊相談に行かれるのがよいでしょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加