水疱瘡

2016/06/13

水疱瘡は予防接種をしても感染する?免疫の効果は何年?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

水疱瘡は予防接種をしても感染する?免疫の効果は何年?

近年水疱瘡の予防接種は任意から定期接種へと変わり、生後12カ月から接種可能です。しかし、接種済みなのに水疱瘡に感染したという話もあり、抗体の持続期間はどの程度か、何度でも接種を受けてよいのかという相談に、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「水疱瘡の予防接種。その効果はどのくらい続くの?」

水疱瘡の予防接種を済ませた2歳の娘がいますが、先日予防接種をしているはずの小学生の甥っ子が水疱瘡になりました。年齢のせいなのか症状も重く、目の中にまで水疱ができていたようです。それを見てふと疑問に思ったのですが、予防接種の効果はどのぐらい続くのでしょうか。人によって違いがあったり、何年か先に効果が切れてしまうのなら、その都度何回も予防接種をしても健康に問題はないのでしょうか。(20代・女性)

抗体の持続期間ははっきりとはわからない

水疱瘡の抗体は生涯続くともいわれていますが、実のところはっきりとしたことはわかっていません。ワクチンを打ったり過去に感染していても、大人になってからかかることもあり、個人差があるようです。

水疱瘡のワクチンは2回接種が推奨されており、それでほぼ確実に抗体を作るといわれています。水疱瘡は小学校に上がる前にかかる子どもが多いため、1歳から接種できるようになっています。一般的に水疱瘡ワクチンの有効期間は5~10年といわれています。しかし体質にもよりますが、どのワクチンも一生続くものではなく、年齢とともに減少したり無くなってしまう場合があります。(産科看護師)
水疱瘡の免疫は一生涯続くともいわれていますが、実は持続期間についてははっきりとはわかっておらず、効果的に免疫があるのは10年程度だといわれています。そのため大人になった頃に水疱瘡にかかることがあり、妊娠した際に抗体検査を受ける人がいるのもこのためです。(看護師)

日ごろから感染予防に努める

抗体があっても、免疫力が低下していると水疱瘡に感染してしまうこともあるので、日ごろから予防に努めるようにしましょう。またワクチンについては接種回数が定められており、リスクなどについても次のように看護師さんは説明しています。

予防接種は繰り返し接種すればよいというものではなく、それぞれ決められた回数があります。おたふく風邪や水疱瘡などは、一度罹患すると通常は二度とかからないといわれていますし、感染予防は予防接種だけではないので、日常生活でも予防を心がけてください。(産科看護師)
もし水疱瘡の免疫があったとしても、免疫力が落ちている場合は水疱瘡にかかってしまうことがあります。水疱瘡に限ったことではないですが、ワクチン接種にはリスクが全くないわけではありません。しかし、ワクチンを打たないで病気にかかると重症化してしまうこともありますし、基本的にワクチンを打つことで健康を害するということはありません。(看護師)

一般的に水疱瘡は一度かかればもう大丈夫といわれますが、免疫力の低下や体質によっては、再度感染してしまうこともあるようです。またワクチンは多く打つほどよいというわけではなく、接種回数には限りがあります。日ごろから、家族で感染予防に努めるようにすることが大切です。


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