水疱瘡(みずぼうそう)

現在7歳、水ぼうそうは2回かかることもあるの?

水ぼうそうは、一度感染すると免疫ができて二度とかからないとされています。しかし、水ぼうそうに2回かかる人もいると聞き、不安に感じているママから相談がありました。お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「予防接種をしましたが水ぼうそうになりました。2回かかることもありますか」

7歳の子どもは、水ぼうそうの予防接種を任意で1回受けました。一緒に遊んだ同級生が水ぼうそうになったと連絡があった2週間後、子どもに2個発疹がでました。小児科では、これまでの経緯から水ぼうそうと診断されました。水ぼうそうは、症状が軽かった人は2回かかることがあるらしいと聞きましたが、本当ですか。発疹は20個程度で、その後かさぶたができましたが、よく似た別の病気だったのでしょうか。(40代・女性)

水ぼうそうの予防接種は、1回では不十分

水ぼうそうの予防接種を1回受けただけでは、感染するリスクがあるそうです。その理由についても教えてくれました。

水ぼうそうは1度かかると2度と発症しないと言われていますが、まれに2回発症する方もいます。また、水ぼうそうのワクチンは、2回の接種を推奨しており、1回の接種だけでは、10~20%が感染する可能性があると言われています。通常、1回の予防接種でもほとんどが抗体を作りますが、相談者の方のお子さんの場合、抗体が完全にできていなかったのかもしれません。(呼吸器科看護師)
水ぼうそうの予防接種は1回受けただけでは不十分で、その後15%程度の人が軽症ながら罹患することがわかっています。(医師)

今後感染する可能性は低い

予防接種と今回の感染で、水ぼうそうに対する免疫はできたと考えられます。心配であれば、検査を検討するようアドバイスしてくれました。

水ぼうそうの潜伏期間は約2週間で、お子さんの経緯をみると、医師の診断通り、水ぼうそうと考えられます。相談者の方のお子さんは予防接種をしていたから、症状が軽かったとも考えられます。症状の程度ではなく抗体ができているかが大切なので、症状が軽くても、抗体ができていれば今後感染する可能性はほとんどないでしょう。(呼吸器科看護師)
潜伏期間、症状の経過から見ても、水ぼうそうに感染したことは間違いないと考えます。症状が軽く済んだのは、予防接種の効果が多少なりともあったということでしょう。水ぼうそうの症状が軽かった場合2回かかることがあるというのは、予防接種を受けていなくて免疫がないにも関わらず軽く済んだ場合のことを指しますので、質問者のお子さんの場合は、予防接種に加えて今回罹患されたことで充分免疫ができたはずです。(医師)
水ぼうそうの免疫は一度できると、通常は長期に渡って効果が持続することが確かめられています。ところが、ごくまれに効果が消失することもありますので、ご心配であれば抗体の有無を検査されてもよいでしょう。(医師)

水ぼうそうの予防接種は2回の接種が推奨されています。通常1回の接種では不十分ですが、今回感染したことで免疫ができたと考えられるようです。今後感染する可能性は低いですが、心配であれば抗体検査をご検討ください。


2016/06/15

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