水疱瘡(みずぼうそう)

2016/06/15

5歳、予防接種したのに2回も水ぼうそうに!

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

5歳、予防接種したのに2回も水ぼうそうに!

重症化の危険性もある水ぼうそうは、特に感染を避けたい病気のひとつです。子どもが2回も水ぼうそうにかかってしまったママから、水ぼうそうの発症回数に関して相談がありました。お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「2回予防接種したのに、2回水ぼうそうにかかりました。何度もなるものなのですか?」

現在5歳の子どもは、2回水ぼうそうの予防接種をしましたが、2回目を接種した半年後くらいに水ぼうそうにかかりました。予防接種をしていたからか軽く済んだと喜んでいましたが、その半年後に、また発疹がでました。引越しのため1度目とは違う小児科での診断でしたが、水ぼうそうに間違いないそうです。2回とも発疹は5、6個で、かさぶたにもならずに治りましたが、こんな形の水ぼうそうもあるのですか。(40代・女性)

通常は2回予防接種すれば感染しない

通常は水ぼうそうの予防接種を2回受ければ、ほぼ発症を抑えられるそうです。では、なぜ2回発症したのか、考えられる理由を教えてくれました。

水ぼうそうに限らず全てのワクチンにおいて、予防接種を受けても免疫が充分にできなかったり、一度免疫ができても数年後に抗体が消失することが起こりえます。通常、水ぼうそうのワクチンの場合、2回接種をすればほぼ100%発症を抑える効果が期待できるとされています。(医師)
水ぼうそうに一度感染すれば、それによっても抗体ができ、予防接種をしていなくても免疫がつくものです。ところが質問者の方のお子さんの場合、軽症とはいっても予防接種後に2度も繰り返して発症されていますので、抗体ができにくい体質で完全に発症を抑えられなかった可能性が考えられます。(医師)
まれに予防接種を受けても、水ぼうそうに感染する場合があります。その場合は、ほとんどが軽症ですみます。相談者の方のお子さんの場合、2回予防接種をしていたので、2回とも軽症ですんだのでしょう。(呼吸器科看護師)
また、同じウイルスで起こる帯状疱疹は、水ぼうそうに罹患したあと、体力や抵抗力が落ちたときに発症します。もしかすると、引っ越しの疲れや環境が変わったことでのストレスによって出た帯状疱疹だったのかもしれません。(呼吸器科看護師)

抗体検査の検討を

質問者の方のお子さんは、抗体ができにくい体質の可能性があるそうです。後に感染して重症化することを防ぐために、抗体検査を検討するようアドバイスがありました。

子どものうちは軽症で済みますが、思春期を過ぎてからの発症は重症化する可能性が高いので、10年後くらいを目処に抗体の有無を検査して、もし陰性になっていれば予防接種を再度受けた方がよいでしょう。(医師)
水ぼうそうの抗体はすでにできていると考えますが、機会があれば抗体検査を受けて、抗体ができているか確認してもいいでしょう。(呼吸器科看護師)

通常は水ぼうそうの予防接種を2回受ければ、ほぼ発症を抑えられるそうですが、今回の場合、抗体ができにくい体質であるため、2回感染してしまったと考えられるようです。今後の発症と重症化を防ぐために、抗体検査をご検討ください。


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