水疱瘡(みずぼうそう)

2016/06/16

生後3カ月の赤ちゃんも水ぼうそうに感染するの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

生後3カ月の赤ちゃんも水ぼうそうに感染するの?

風邪などの感染症は、家族の中で移し合いになることも珍しくありません。水ぼうそうの感染と予防接種に関する質問に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「もし家族が水ぼうそうになったら、予防接種していない3カ月の子に感染しないか心配です」

2歳と0歳の姉妹がいます。次女は生後3カ月で水ぼうそうの予防接種を受けていません。長女が通う保育園では、水ぼうそうにかかっている子が何人かいるそうです。もし長女が水ぼうそうに感染した場合、予防接種を受けていない次女にも感染してしまうのではないかと悩んでいます。同じ家にいた場合、感染の可能性は高いのでしょうか。もしかかった場合、予防接種をしていないので重症化しないか心配です。(30代・女性)

赤ちゃんにも水ぼうそうはうつる

赤ちゃんであっても、免疫がなければ水ぼうそうに感染する可能性があります。重症化を防ぐため、それらしい症状が出たらすぐに受診し、早く治療を受けるよう教えてくれました。

水ぼうそうウイルスは感染力が強く、家族に感染者がいれば、抗体の無い人はほとんど(約90%)罹患します。水ぼうそうは軽い発熱、食欲不振、元気がないなどの症状から始まり、2~3日で赤い発疹が顔や身体にでてきます。発疹は徐々に増え、水疱に変わります。感染したかなと思うときは、早めに病院に連れて行ってください。(呼吸器科看護師)
お母さんが妊娠前に水ぼうそうに感染して免疫がある場合、抗体は胎児に移行しますが、生後1カ月ほどで徐々にその効果が低下していきます。6カ月以降はほとんど効果がなくなるため、水ぼうそうにかかると重症化する可能性が高いと言われています。水ぼうそうの感染力は非常に強く、症状が出る前から感染力があるため、上のお子さんが発症したときには、すでに下のお子さんにも感染している可能性が高いです。(医師)
水ぼうそうの予防は難しいので、早く治療を受けさせることで重症化を防ぐことが重要です。こまめに全身の皮膚を観察して、それらしい発疹が見られたらすぐに小児科を受診して抗ウイルス薬による治療を開始してください。治療が早ければ早いほど軽症ですむ可能性があります。(医師)

予防接種を受けさせて

水ぼうそうの予防接種を受けるタイミングについてアドバイスがありました。

1歳未満で罹患した場合は、免疫が充分にできない場合が多いので、1歳になってから再度予防接種を受けさせた方がよいでしょう。(医師)
上のお子さんは予防接種は受けていますか。現在2歳でしたら、定期の予防接種が受けられます。水ぼうそうは2回のワクチン接種で、3カ月以上の間隔をあけますが、2回目の接種時に3歳になっていると任意接種になり費用がかかるので、早めに受けさせてください。(呼吸器科看護師)

水ぼうそうは免疫がなければ赤ちゃんでも感染します。非常に感染力が強く、家庭内で感染者が出ると予防が困難なため、よく観察してそれらしい症状が出たら、早めの受診をご検討ください。今後の予防のためには、予防接種を受けておくといいようです。


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