水疱瘡

2016/06/16

水疱瘡の予防接種。1回しか受けてなくても大丈夫?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

水疱瘡の予防接種。1回しか受けてなくても大丈夫?

水疱瘡ワクチンは、通常2回接種が推奨されます。しかし1回しか接種していないにもかかわらず、水疱瘡にかかった兄妹と一緒にいても移らなかったのはなぜか、既に免疫ができていると判断して2回目は接種しなくてもよいかとの相談に、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「1回しか予防接種を受けていないと、免疫はやはり不十分?」

姉10歳と弟6歳は、1歳で水疱瘡の予防接種を1回ずつ受けましたが、弟が幼稚園で感染しました。1回だけだとこのように感染することがあるため、最近は2回接種が推奨されているそうです。しかしこの時、弟とかなり接触していた姉が発症しなかったのは、免疫がついていると考えてよいのでしょうか。そうすると2回目の接種は受けなくてよいのか、女の子は妊娠期に水疱瘡になるとお腹の子に影響があるので、ちょっと心配です。(40代・女性)

1回だけでは不十分。たまたま移らなかっただけかも

ほとんどの場合1回の接種で免疫はつくようですが、それでも確実ではないため2回接種が推奨されており、上のお子さんが感染しなかったのはたまたまかもしれません。また既に水疱瘡にかかった下のお子さんについては、もう追加接種の必要はないようです。

現在、水疱瘡ワクチンは2回接種が推奨されています。その理由は、一度だけでは確実に免疫を獲得できない可能性を考え、2回目の接種を受けることでより確実に免疫をつけるためです。(看護師)
水疱瘡ワクチンは、1歳から受けることができて2回接種が推奨されており、平成26年から3歳未満の幼児は定期接種になりました。通常1歳で1回目の接種を行い、3カ月以上あけて2歳未満で2回目の接種をするのが望ましいとされていますが、上のお子さんは1回目の接種から時間が経っているので、接種するかどうかは医師に相談してください。(産科看護師)
水疱瘡にかかった弟と一緒に遊んでいた状況で感染せずに済んだのなら、免疫がついていると考えてよいかもしれませんが、ただ単に運よく感染しなかっただけかもしれません。免疫がついているかどうかは検査をすれば確認できますが、免疫検査の方がワクチンを接種するより金額がかかってしまうため、確実性を考えれば2回目のワクチン接種をした方がよいでしょう。(看護師)
水疱瘡ワクチンを接種すると、1回目で約90%が抗体ができるといわれていますが、1回だけの接種だと約20~50%が数年以内に発症するといわれます。今回は偶然発症しなかっただけかもしれないので、より確実に抗体を作るためにはやはり2回接種をお勧めします。水疱瘡は一度罹患するとほとんどが二度と発症しませんから、下のお子さんは受ける必要はないでしょう。(産科看護師)

弟の水疱瘡が移らなかったので、免疫はあるのかもしれません。しかし、1回だけの接種だと数年のうちに感染することが多いようですので、今後のことを考えるとやはり2回目の接種を検討した方がよいのではないでしょうか。


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