さかさまつげ

2016/06/14

赤ちゃんのさかさまつげは治療すべき?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

赤ちゃんのさかさまつげは治療すべき?

実は赤ちゃんには「さかさまつげ」が多いのです。痛みが生じる場合もありますし、治療しないといけないのではとお考えのお母さんもいらっしゃるのではありませんか?今回は、そんなさかさまつげについて、お話していきたいと思います。治療は必要なのでしょうか?

■赤ちゃんに多いさかさまつげ

まつげが通常とは逆の方向に生えている状態を「さかさまつげ」といいます。赤ちゃんがさかさまつげであることは多く、下まぶたの内側のまつげが角膜にふれている状態が多くみられます。このように角膜にまつげが当たっていると傷になりやすく、好ましい状態とはいえません。場合によっては、細菌がはいってしまうこともあります。ただ、目が充血したり、目やにがでたりすることはあっても、深刻な状態になることはありません。

■赤ちゃんにさかさまつげが多い理由

赤ちゃんは顔の筋肉が未発達です。そのため、顔には筋肉よりも脂肪の方が多く、睫毛内反(しょうもうないはん)になりやすいといわれています。睫毛内反とは、まぶたの皮下脂肪や皮膚が多いために内側(眼球側)にまつげが向いてしまい、まつげと目の表面が触れる状態のことをいいます。特に、母乳やミルクをたくさん飲む、比較的ぽっちゃりした赤ちゃんに多くみられます。

■赤ちゃんのさかさまつげは治療すべき?

さかさまつげは2~3歳の頃までには、特に何もしなくても自然に治るものなので、あまり心配する必要はありません。病院を受診したとしても、頻繁に炎症を起こしてしまうような状態ではない限りは経過観察となり、目薬などの処方もされない場合がほとんどです。

ただ、まつげが角膜を傷つけ、炎症を繰り返すようであれば治療が必要となります。充血や目やにがひどい状態であれば目薬が処方され、雑菌の侵入を防ぎます。また、上まつげと下まつげの毛根の向きが逆の場合で、眼球に良くない状態であると診断された場合は手術が行なわれる場合もあります。

最後に手術の話をしてしまいましたが、このようになることは稀です。基本的には自然に治ってしまう場合がほとんどです。赤ちゃんが目をかゆそうにしていたり、痛そうにしていても、落ち着いて対処しましょう。ただ、角膜が傷つくと炎症がおきたり、視力低下につながる場合もあるので、赤ちゃんの様子はよく見てあげるようにしてください。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加