発達

パラシュート反射ほか赤ちゃんの原始反射いろいろ

原始反射とは、人間が生き残るために体に備わっている動きのことです。乳児健診でも発育を確認するためにチェックされるもので、いくつかの原始反射があります。今回は、その中で代表的なものをご紹介したいと思います。1度、自宅でもチェックしてみましょう。

■赤ちゃんに現れる原始反射いろいろ

赤ちゃんが成長するうえで大事な原始反射をご紹介します。また、反射が見られる時期についてもお話します。

・パラシュート反射
生後8ヶ月頃から1歳までの間にあらわれる原始反射です。赤ちゃんをうつぶせの姿勢で抱き、前方に倒れるように傾けながら下した時に、赤ちゃんが両手を広げてバランスをとろうとする動作のことをいいます。大人でもこけそうになったら無意識で手が伸びますよね。それと同じ反射で、1度あらわれると一生消えることはありません。

・非対称性緊張性頸反射
赤ちゃんが物を見て触るという動きの元となる反射です。赤ちゃんを仰向けに寝かせた後、首を横に向けると、顔が向いた側の手足は伸び、そして反対側は曲がるというものです。新生児にみられるもので、生後6カ月頃には消えてしまいます。

・緊張性迷路反射
体を曲げ伸ばしする際のバランスをとるのに欠かせない反射です。赤ちゃんをうつ伏せに寝かせると手や足が曲がって腰が浮き、仰向けに寝かせると背中が反り返ります。うつ伏せに寝かせた時の反射は生後3~4カ月頃に消え、仰向けに寝かせた時の反射は3歳頃に消えます。

・足踏み反射
生まれてすぐの赤ちゃんの体を支え、両足を床に軽く付けると、足を交互に動かし、まるで歩くような動作をする反射のことをいいます。原始歩行ともいわれています。生後2カ月頃には消えてしまう、新生児の時だけに見られる反射です。

・モロー反射
赤ちゃんの傍で急に物音をたてるなど驚かせた際に、両腕を外に伸ばして、何かを抱きしめるかのような動きをする反射のことをいいます。生後3~4カ月頃まで続きます。

こうした反射は、赤ちゃんが成長するうえで欠かせないものです。乳幼児の神経発達の目安として考えられており、健診でも必ずチェックされます。生後まもなくしか見られない反射が多く、お父さんやお母さんにとって貴重な体験となるでしょう。


2016/06/14

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