ミルク育児

2014/12/11

母乳と違いミルクで育った赤ちゃんは病気になりやすい?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

母乳と違いミルクで育った赤ちゃんは病気になりやすい?

赤ちゃんは母乳で育てたい!と思うママは少なくないようですが、必ずしも母乳が出るとは限らず、ミルクで育てることになる場合も。母乳に比べミルクで育った赤ちゃんは身体が弱くなるのではと心配するママに、看護師さんたちのアドバイスとは。

ミルク育児についての相談:「母乳と比べ、ミルクで育った子は身体が弱いって本当?」

5カ月の赤ちゃんがおり、母乳の出が悪く生後1カ月頃にはミルクのみとなりました。母親の免疫が母乳を通して赤ちゃんに行くといいますが、ミルクで育った子供は病気になりやすいのでしょうか。最近のミルクは昔と比べ母乳に近い成分が入っているようですが、それでもやはり身体を守るという意味では不十分なのかと心配です。また、離乳食が始まれば哺乳瓶の消毒をやめても大丈夫だといいますが、それは本当でしょうか。(30代・女性)

母乳じゃなくミルク育ちでも、大丈夫です!

確かに母乳の中にはママの免疫が含まれますが、生後6カ月を過ぎるとこの免疫はなくなっていきます。また母乳はママの食べるもので成分が変わりますし、必ずしも母乳育児がミルクよりもよいとは言い切れません。

ママからもらった免疫は生後6カ月頃から低下し、自分で免疫を作ろうとします。離乳期に入った子供が風邪をひきやすくなるのはそのためで、ミルクで育ったから病気になりやすいということはないでしょう。最近のミルクは栄養豊富で、成分も母乳とほぼ大差ありません。ミルクで育てると飲む量が明確なためミルクが不足していないか判断しやすく、パパも授乳に参加できるというメリットもあります。(産科看護師)
粉ミルクの場合栄養面は限りなく母乳に近くても、ママの血液からできている母乳のように、赤ちゃんを守る役割の白血球や抗体は含まれないので、この点を考えると粉ミルクに足りないものもあります。しかし、母乳はママの食事や体調に左右され赤ちゃんの栄養にも影響しますが、その点粉ミルクの場合一定の量(栄養)の授乳が可能で、ママの身体を休めることもでき、母子ともに元気に過ごせるというメリットがあります。(内科看護師)
母乳だけでなく、風邪を引かさないようになど環境への配慮なども大切ですし、離乳食が始まりなるべく多くの食品を満遍なく与え、食事で元気なお子様の身体作りをしていけば大丈夫ですよ。(看護師)

離乳食が順調なら、哺乳瓶の消毒は卒業しても

離乳食が進み赤ちゃんの体力がついてくると、哺乳瓶の消毒は止めてもよいでしょう。しかしママが気になるようなら、もうしばらくの間続けてはいかがでしょうか。

哺乳瓶の消毒は、しっかり離乳食が食べられるようになり体力がついてきたら、止めてもよいでしょう。(産科看護師)
哺乳瓶の消毒は止めても大丈夫な時期ですね。ミルクかすをしっかり洗い流せば、哺乳瓶よりおもちゃを舐める方が口に入る雑菌は多くなります。ただミルクを飲む量が多く口にくわえる時間が長いと、1才近くまで消毒するママも多いようです。(看護師)

ママの母乳に含まれる免疫については、ミルクでは補うことができませんが、だからと言ってミルクで育った子供は身体が弱いというわけではないと、看護師さんは説明しています。哺乳瓶の消毒については、離乳食が順調に進めば止めてよいでしょう。


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