坐骨神経痛

2016/06/22

妊娠後期の足の鋭い痛み…このまま我慢するべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠後期の足の鋭い痛み…このまま我慢するべき?

妊娠後期でお腹が大きくなると、歩くのもひと苦労になることがあります。今回は、動くだけで太ももから足先にかけて鋭い痛みが走ることに悩むプレママからの相談です。妊娠中で薬も飲まずにこのまま痛みを我慢するべきか、専門家たちのアドバイスはどうでしょうか。

 

妊娠8カ月のプレママからの相談:「歩くのも辛いが痛み止めが飲めない」

妊娠8カ月。数日前から動くと足に鋭い痛みが走り、歩くのも辛い状態になっています。お尻か太もものあたりから足の先まで痛く、家に居る時にはできるだけ横になっていますが、動かないと体重増加や運動不足が心配です。以前腰を痛めた時に整形外科でもらったロキソニン錠(痛み止めの内服薬)も、妊娠中で服薬を控えています。このまま出産まで痛みを我慢しなければいけないのでしょうか?(32歳・女性)

坐骨神経痛の可能性

妊娠後期は出産準備で骨盤が緩んでくるため、坐骨神経に影響がでてくることは珍しくありません。

妊娠中は腰や足に負担がかかるため腰痛を訴える妊婦さんが多くいます。お尻から足の痛みと同時にしびれ感などがあれば、坐骨神経痛の疑いがあります。妊娠中は赤ちゃんが出てきやすい状態をつくるため骨盤や恥骨部分が柔軟になっています。妊娠後期には赤ちゃんの体重も増加して母体の重心が変わることで、坐骨神経に影響が出てきます。妊婦用の腰ベルトを装着したり半身浴で身体を温めるのも効果があります。(一般内科看護師)
お薬を自己判断で服用するということだけは避けるべきです。その足の痛みはお腹の重みも影響していると思いますが、骨盤が緩んできて、骨盤と足の骨の付け根(大腿骨骨頭部)がずれることによる痛みであることがほとんどであり、このような症状が出るのは珍しいことではありません。現在8カ月ということで、さらに骨盤が緩んでくれば痛みも増強することが考えられます。(産科・婦人科看護師)

ヨガやストレッチもお勧め

運動不足が気になるなら軽いヨガやストレッチもお勧めですが、痛みが酷い場合は産婦人科で相談しましょう。

筋肉が緊張すると症状が悪化するので痛みがないときは軽いストレッチなどもお勧めです。方法としては足を広げて軽く伸ばした状態で右か左を向きます。一方の足の裏をもう一方の足の膝につけるようにします。その状態で前に倒れるようにします。但しお腹が張っているときや痛みがある時はやめるようにしてください。(一般内科看護師)
痛みが辛い時は無理せずかかりつけの産婦人科に相談して、妊婦でも内服できる弱い痛み止めを処方してもらってもよいでしょう。坐骨神経痛が強いと分娩の際に上手くいきめず帝王切開になることがあります。鍼灸院で坐骨神経のツボ押しの施術を受けてもよいでしょう。(一般内科看護師)
症状が強ければかかりつけの産婦人科などで相談されたほうがよいかもしれません。もしかしたら別の原因による痛みということも考えられます。運動は身体に無理がないようなもので大丈夫です。歩かなくても、ヨガやストレッチなどの有酸素運動でも効果はあります。(産科・婦人科看護師)

妊娠後期の足の痛みは、出産に向けて骨盤が緩んできたことによる影響が考えられます。痛みが酷い時は無理をせず、産婦人科に相談されることをお勧めします。


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