妊娠糖尿病

2016/06/25

妊娠糖尿病といわれ甘いもの禁止に…ストレスがたまります

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠糖尿病といわれ甘いもの禁止に…ストレスがたまります

大好きな甘いものを制限されたらストレスがたまるのは理解できます。妊娠糖尿病といわれ甘いものをやめているため、ストレスで逆に胎児に悪影響があるのでは?という質問に対し、看護師さんたちの答えとは。

プレママからの相談:「妊娠糖尿病ですが甘いものが食べたくてしかたない」

妊娠5カ月のときに妊娠糖尿病と診断され、このままでは入院して管理するか、妊娠後期にインシュリンを打つ処置が必要と言われました。今まで甘いものや菓子パンが大好きだったのに、急に一切食べないことでストレスがたまり、赤ちゃんにも悪影響が出そうです。出産したら血糖値は自然に下がるそうですが、妊娠中はこのまま我慢するしかないのでしょうか。(30代・女性)

まずはリスクを正しく認識することが大切です

妊娠糖尿病が母体や赤ちゃんに及ぼす危険は計り知れません。甘いものを我慢するストレスとは比べ物にならないようです。

母体が妊娠性糖尿病だと胎児も高血糖の状態になり、様々な影響がでてきます。母体側には妊娠高血圧症候群や羊水量の増加、難産の原因になったり、胎児側には流産や巨大児、胎児奇形などの原因になります。妊娠性糖尿病と診断されたら血糖をコントロールすることが重要になります。目標とする血糖値は食前で100㎎/dl、食後2時間で120mg/dlを目安にします。(内科看護師)
妊娠中に糖尿病と指摘されたのであれば、やはり妊娠中は甘いものは絶対に我慢をしたほうがよいでしょう。食べれば確実に血糖値が上昇します。一時的に高くなるのはまだよいのですが、指摘されたのであれば血糖値が高い期間・時間が続いているのでしょう。(看護師)
たしかに我慢をしすぎることでストレスはかかると思います。それで赤ちゃんに全く影響がないとは言い切れません。しかし、妊娠中の糖尿病は確実に赤ちゃんに影響を与えることになるはずです。今はストレスで大変な時期だとは思いますが、甘いものを食べることで赤ちゃんの健康を害することを考えれば、食べないことのストレスのほうが害が少ないのではないでしょうか。(看護師)

うどんやパスタ、キノコや野菜を上手に取り入れましょう

血糖値をコントロールするのに役立つ炭水化物の摂り方があるようです。甘いものばかりに注目せず、全体のカロリーに注目しましょう。

ご飯やパン類は血糖値を上昇させやすいですが、うどんやパスタは比較的血糖値の上昇も緩やかになります。また野菜やキノコ類と一緒に摂取すると効果があります。妊娠中の運動は限られてくるので、食事療法がメインとなります。(内科看護師)
血糖値の上昇なのですが、血糖値はカロリーを摂取することで上昇します。甘いものばかりに気を取られていると血糖値も落ち着きません。(看護師)

妊娠糖尿病がある場合は、血糖値の上昇をきちんとコントロールしなければ、母体にも胎児にも重大なリスクが発生し、それは甘いものを控えるストレスが赤ちゃんに与えるかもしれない影響をはるかにしのぎます。血糖値の上がりにくい炭水化物の摂り方をするなど、工夫して食事療法を続けましょう。


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