人工授精の基礎

人工授精の着床時期と着床痛・症状について

人工授精は、精子を子宮に送り込んで授精させるという方法です。着床の時期についても、自然妊娠と変わらない時期になります。治療を考えている方は、人工授精による受精卵が着床してから体にどのような影響があるかなど、事前に知っておくことでスムーズに治療に踏み切ることができます。

人工授精の着床時期について

人工授精とは、排卵日に合わせて精子を子宮に送り込んで授精させる方法です。通常妊娠の場合は、排卵から着床まで約7日から11日程度かかります。人工授精においても、精子を注入してから着床までは大体7日から11日程度かかります。精子は、卵子と出会って1日から3日で受精卵になります。それからゆっくりと子宮に向かい着床します。着床してからも、身体が妊娠反応を出すのはさらに後になります。妊娠することによって発生するホルモン、hCGホルモンが増加し、尿に排出されることによって妊娠していることが分かるのですが、ホルモンの生成には時間がかかります。

人工授精での着床がわかるまでには、1ヶ月近くかかることになります。

人工授精の着床に伴う症状について

人工授精とは、精子を子宮に送り込んで授精させる方法ですが、着床する際に下腹部に痛みを感じることがあります。チクチクとした痛みですが、しばらくすると引くような痛みが一般的です。これを着床痛と呼び、人によって感じる人とそうでない人がいます。

さらに注意すべき点は、着床のタイミングでみられる子宮内膜からの出血、すなわち着床出血です。着床出血がない人もいれば、1週間くらい続く人もいます。着床出血を生理と勘違いして妊娠していないと判断する人もいますが、着床出血はおりもののような感じで、薄茶色や薄ピンクであることが多いです。いつもの生理と違う出血があったら、注意しましょう。

人工授精後妊娠と判断するには

人工授精を行ったあと、きちんと着床しているかどうかをすぐに検査をすることは困難です。妊娠した時に見られる身体の状態で判断することが一般的です。

基礎体温で妊娠をしているかどうかをある程度推測することができます。人工授精後は、排卵をしているため1週間程度は高温期が続くのが一般的です。高温期が二週間以上継続している場合は、妊娠をしている可能性が高いと判断されます。そして、生理開始予定日を過ぎてから、一般的な妊娠検査薬で妊娠しているかどうかを検査することになります。検査で陽性反応が出ても妊娠確定ではなく、病院で胎嚢(赤ちゃんの袋)が確認されて初めて妊娠の確定となります。


2016/06/20

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