ピル

ニキビや生理痛に…ピルって安全?副作用ってこわい?

なかなか治らないニキビや辛い生理痛。ピルを飲んで早く治したいと思う反面、薬の安全性も気になります。ピルの服用をお母さんに反対されてしまった質問者さん。看護師さんたちはどんなアドバイスを与えてくれたでしょうか?

20代女性からの相談:「ピルは安全ですか?どんな副作用がありますか?」

最近、ニキビや生理痛の改善に低用量のピルを勧められ、トリキュラー28という薬を飲み始めました。しかし、母親からは「ピルは危ないから止めたほうがいい」と頭ごなしに反対されています。ヤーズ配合薬を服用した人が亡くなったニュースを見たからだと思いますが、ピルはみな危険なものなのでしょうか。副作用についても教えてください。(20代・女性)

どんな薬にも副作用はあるもの。効果とのバランスを見ることが大切。

ピルに限らず、どんな薬にも副作用はあります。効果と副作用とのバランスを意識することが大切なようです。また、実際にピルを服用しているという看護師さんからも体験談が寄せられました。

ピルには副作用が強く、身体によくないというイメージはありますが、一般的なピルを飲んでいる非喫煙者女性の死亡率は10万人あたり1人といわれています。喫煙関連の死亡が10万人あたり167人、交通事故は8人といった統計上の数字を見る限りではピルが特別、身体によくないとはいえないかもしれません。 (一般内科看護師)
トリキュラー28は1960年代に安全性と効果が立証され、広く使われている薬です。おもな副作用は、気持ちが悪くなる、胸が張る、頭痛、吐く、下腹部の痛み、湿疹、出血などで、重篤なものでは血の塊ができてしまう血栓症があります。服用で発症率が3.25~4倍程度上がるという研究もあり、定期的に病院を受診し血液検査などの観察は大切です。(一般内科看護師)
私もトリキュラー28を服用していますが、低用量ピルで安全な薬です。内服後1か月は軽い吐き気があったものの、日常生活に支障はなく、数ヶ月後には生理前のイライラや過食、重い生理痛や肌荒れが改善されました。副作用があるのはどんな薬でもいっしょなので、特に恐がる必要はないと思います。血栓症については妊娠、産褥中の方が血栓症になりやすく、ピルを使用している方が低頻度ともいわれます。(血液・腫瘍科看護師)
ピルによって生理痛が軽減し、日常生活が快適になるのは大きなメリットですね。ただ、どんな薬にも副作用は必ずあります。薬を服用する時、メリットあるいはデメリットだけに注目せず、どちらもしっかりと理解した上で、バランスをみて服用することが大切です。(看護師)
お母さまの心配もわかりますが、ピルはお医者さんの処方・指導のもと服用するので安全であることを話してみてください。副作用に関しても医師から初期症状についてしっかり聞き、服用中、体調に異変を感じたらすぐにかかりつけの病院に連絡して適切な処置をしてくださいね。(一般内科看護師)

どんな薬にも副作用はあります。医師や薬剤師からきちんと説明を受け、効果と副作用のバランスを考えていけば、ピルともうまくつきあっていけそうですね。服用中に異変を感じたら、すぐに病院で相談しましょう。


2014/12/19

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