視力

2016/06/27

もう7歳…弱視を治療するにはもう遅い?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

もう7歳…弱視を治療するにはもう遅い?

昔から、「子どもの視力は回復する」というまことしやかな噂があります。弱視のため医師に眼鏡の使用をすすめられているのにどうしても眼鏡をかけたがらない子どもには、どう話をしていけばよいのでしょうか。

ママからの相談:「子どもの弱視について」

5歳のとき、弱視の疑いがあると眼科医にいわれましたが、確定ではなかったので気にしていませんでした。小学1年の7歳になって、やはり医師から乱視、遠視の疑いがあるといわれて眼鏡を作りましたが、娘は授業中も家でもなかなか眼鏡をかけてくれません。どうすればよいのでしょうか。(40代・女性)

原因と治療に適した年齢

子どもの弱視。大人の近視とは違って、ある程度の年齢までにしっかりと矯正すれば治療が可能といわれています。小学校低学年の今からでも間に合うのでしょうか。

子どもの弱視は、遠視や乱視が原因となって視機能が発達しない場合がほとんどといわれています。遠視であれば成長とともに弱くなる場合がありますが、弱視は早い段階から治療を開始しないと、目の機能の発達が完成する6歳を過ぎてからでは治療が困難になる場合もあります。(産科看護師)
すでに7歳とのことですが、6歳を過ぎても、小学校低学年のうちに根気強く治療して治ったケースもあります。あきらめず治療を続けてください。(産科看護師)
視力の機能発達は、10歳くらいまでが最適といわれています。10歳以降は感受性が低下してしまい治療が難しくなります。成長するに伴い遠視が少なくなって眼鏡が不要になることもありますが、外せる年齢や遠視の程度には個人差があります。(看護師)

治療の基本について

個人差があるとはいえ、質問者さんの場合は今ならまだ間に合う年齢といえそうです。では、眼鏡をかけたがらないというお子さんに、どのような視点から話をしていけばよいのでしょうか。

弱視が続くと常にぼやけた画像を見ることになります。それにより物を立体的に捉えることができず、物事を正確に認識できずに脳の発達に影響を与えたり、外では危険が伴います。 (産科看護師)
遠視や乱視を矯正するために眼鏡で矯正することは大切です。眼鏡で矯正することにより、見えているものが必要な情報として脳へ送られるようになります。子どもに眼鏡は治療のひとつである重要性を説明して、ちゃんと眼鏡をかけてもらうようにしましょう。(看護師)
弱視の治療の基本は、矯正眼鏡をかけて網膜にピントを合わせ、鮮明な画像を脳に送り込むことで視機能の発達を促すことです。できるだけお子さんには眼鏡をかけさせてください。片方だけが弱視の場合は、健康な方の目をアイパッチなどで塞いで、悪い方の目の機能訓練を行う方法もあります。(産科看護師)
遠視から起こる弱視は、医師の指示に従って早期に治療をすれば将来的に視力も回復してきます。遠視用の眼鏡は、入浴や睡眠時以外は常にかけるようにしましょう。(看護師)

目から入った情報を正しく脳に伝えていくためには、正しく見るための目の機能を鍛えていくことが大切なのですね。大人になってからでは遅いこの訓練、一度、親子でじっくり取り組んでみるのがよいようです。


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