人工授精の基礎

2016/06/20

人工授精後の痛みや出血の原因

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人工授精後の痛みや出血の原因

人工授精は、子宮に器具を挿入して精子を子宮に送り込んで授精させるという方法ですので、子宮頚管が曲がっている人は痛みを感じやすくなります。人工授精後の痛みや出血が生じる理由についてみていきましょう。

人工授精時の痛みについて

人工授精とは、採取した精子を特殊な器具を使って子宮に送り込みます。そして授精を促すのですが、その器具を使う時に人によっては子宮頚管に痛みを感じる人がいます。子宮頚管が少し曲がっていたりすると、まっすぐな機械を入れることで痛みを感じますが、ひどい痛みはありませんし、施術後はおさまることがほとんどです。人工授精を行う際には、内診など器具を使った検査が行われます。人によりますが、妊娠経験がなく内診をしたことがない人は痛みを感じることがあります。

人工授精の措置を行った後の痛みについて

人工授精の処置を行った後は、着床する際に着床痛という痛みを感じる人もいます。これは。自然妊娠においても起こりうることですので、痛みを感じたからといってうまくいかなかった、ということではありません。

人工授精は不妊治療のプロセスの中では自然妊娠に近い方法ですので、人工授精そのもので痛みを感じることはあまりありません。しかし、排卵をきちんと起こすために排卵誘発剤を使用した場合は、副作用による腹部の痛みや、注射をする時に痛みを感じる人もいます。

人工授精後の気になる出血について

人工受精後に出血がみられることがごくまれにあります。器具を使って精子を送り込む際、人工受精に使われる器具が子宮頚管を傷つけて出血することがあります。しかし、殆どの場合はすぐに治まりますし、心配することはありません。しかし、出血の量が多かったり長く続くような場合は受診が必要です。

人工授精がうまくいくと、着床する際に着床出血が起こることもあります。これは、生理の出血と違って、おりもののようなピンクや薄茶色~茶色の出血が少々あり、人によって2日程度から7日程度と差があります。これは妊娠がうまくいっていることを示します。

急激な腹痛や子宮からの多量出血は、精子を送り込む過程で子宮が収縮していることによって起こることがあります。そのような場合は、受診が必要です。

また、最近では衛生状態が改善されたのであまり見られませんが、やはり子宮頚管に器具を入れますので細菌感染の危険性はゼロではありません。細菌感染を起こした部分が炎症を起こして痛みや出血を引き起こすこともあります。その際にはきちんと受診し、処方された抗生物質はきちんと飲みきりましょう。


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