人工授精の基礎

2016/06/20

腹痛や出血には要注意?人工授精後の過ごし方

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腹痛や出血には要注意?人工授精後の過ごし方

人工授精後を行なったら、その後の過ごし方も大切です。身体をいたわり、身体によい生活をすることで着床しやすい環境を作ります。人工授精で痛みや出血を生じる場合、痛みが長く続く場合は主治医に相談しましょう。

人工授精後の過ごし方で妊娠する確率は上がるの?

人工授精は、排卵日に合わせて採取した精子を子宮に送り込むという授精の過程においては、自然妊娠と同じ方法です。自然妊娠でも排卵日に性交を行っても妊娠する場合としない場合があるように、人工受精後の過ごし方で妊娠できる確率も変わってきます。ストレスや不規則な生活が妊娠の妨げになってしまうこともあるからです。

人工授精後は心身ともに負担を掛けないように気をつけて、少しでも受精卵が着床しやすいような環境を整えましょう。しかし、特別な措置が必要であるということではありません。普段の生活のなかで、激しい運動やストレスを避けるなど、少しだけ気をつけていきましょう。

着床しやすい身体の状態を保つために、必要なこと

妊娠を維持するためには、冷えは大敵です。妊娠には脳の下垂体から発生するホルモンが大きくかかわってくるといわれています。そのため、血流を良くすることが大切です。特に冷えは血流を悪くしますので、腹巻などをして冷えないように対処しましょう。冬場はもちろんのこと、夏場も露出の多い服や冷房などで冷えることがあります。

次に、規則正しい食生活を心がけます。酵素を含む食材は、血流を盛んにしてくれますので、バナナやアボカド、キャベツ、ニンジンなどといった酵素を多く含む野菜やくだものを積極的に摂るといいでしょう。

また、ストレスも妊娠継続の妨げになります。なるべくストレスのない環境で過ごすようにしましょう。授精を成功させるためには、激しい運動はよくありませんが、ウォーキングなどの適度な運動は血流を盛んにさせる働きがありますので、適度な運動を心がけましょう。

痛みや出血が長く続く場合は要注意です。

人工授精の際には、器具が子宮頚管に入るため痛みを感じる人もいます。子宮頚管が曲がっていたり、入り口が狭いなどの場合は、器具が子宮頚管を傷つけて少しの出血を伴う場合がありますが、これについては自然治癒しますので心配する必要はありません。

しかし、出血に伴い激しい下腹部痛が起こった場合は、細菌感染や何らかの理由で子宮が収縮しているといった要因が考えられます。痛みや出血が長く続く場合は、自己判断をせず医療機関を受診することが必要です。


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