視力

2016/06/28

親の視力や目の病気が子どもにも遺伝する?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

親の視力や目の病気が子どもにも遺伝する?

親の体質が子どもに遺伝するという話はよく聞きます。長年目の不調に悩み、医師から子どもの目も似ていると指摘されて心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「親の目の特徴が子どもにも遺伝する?」

私は視力がとても弱く、目にアレルギーもあるのでよく眼科に通っています。たまたま子どもがかゆみで目を掻いていたので病院で診てもらうと、汚い手で目を擦ったのではないかと言われ、目薬をもらいました。その際に「この子の目はお母さんの目に似ているので気をつけて下さいね」と言われました。「気を付けてください」というのは、視力や目の病気のことだと思うのですが、遺伝することはあるのでしょうか。(40代・女性)

視力には遺伝要素もあるが、生活環境も大きく影響する

目のつくりなどが遺伝することから、視力の弱さも子どもに遺伝する可能性があります。一方、生活環境も視力低下には影響を与えると言われています。特にブルーライトを発する電化製品には注意が必要です。

目のつくりや組織、眼球の大きさや構造などから、視力の弱さが遺伝することはあります。特に両親が近視だと子どもも近視傾向になり、片親が近視の場合だと約半分の確率で視力が弱くなります。但し親の視力が弱くても、子どもが必ず近視になるとは限りません。小学校の低学年頃までに強度の近視や乱視、遠視、弱視などの症状があれば、遺伝の可能性があります。(一般内科看護師)
近視には生活環境も影響しています。最近はテレビ・パソコン・携帯電話・ゲーム機器など、ブルーライトを発する電化製品が多くあります。子どもがブルーライトを長時間浴びると、視力の低下はもちろん、睡眠を促すホルモン(メラトニン)の分泌が低下するので睡眠障害を起こす可能性があります。(産科看護師)

視力低下を予防するための生活習慣のポイント

テレビや目に負担のかかる遊びは短時間にし、見るときは距離や姿勢に気をつけましょう。目の働きを回復させる訓練や、日頃からバランスのよい食事を心がけることもポイント。汚れた手で目をこするのはよくないので気をつけましょう。

テレビはできるだけ短時間にし、ブルーライトを遮断するフイルムを貼るとよいでしょう。テレビや本を見る時は、距離をとり正しい姿勢を心がけて下さい。遠くと近くを交互に見たり、目をぎゅっとつむりパッと開く繰り返しは、目のピント調節機能の訓練になります。また、眼精疲労を回復させるアントシアニンを含むブルーベリー、DHAを含む魚類、ビタミンを含む緑黄色野菜や果物などを取り入れた、バランスのよい食事を心がけて下さい。(産科看護師)
近視傾向が見られたら、日常ではできるだけ外遊びをさせて、目に負担がかかる遊びは避けましょう。また汚い手で目を擦ると、角膜などに傷をつけて細菌感染を起こすことがあるので気をつけて下さい。(一般内科看護師)

視力の弱さが親から子どもへ遺伝する可能性はありますが、視力の低下には生活習慣も影響するそうです。特にブルーライトを発する電化製品は目に負担をかけるので、視聴時間や距離、姿勢に気を付け、目の機能を保つための生活習慣を心がけるとよいようです。


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