不妊の原因

2016/06/20

妊娠できないのはなぜ?女性不妊と男性不妊の原因について

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

妊娠できないのはなぜ?女性不妊と男性不妊の原因について

不妊症の原因としては男女ともに考えられます。1年以上性交渉をしても妊娠できない状態を不妊といい、年齢が上になるほど妊娠しにくいことから早めに治療することが必要です。原因についてしっかりと理解しておきましょう。

不妊症とはどのような状態を指すのか

排卵日に性交渉をして妊娠する確率はだいたい20パーセントくらいで、一年くらい続けると妊娠するケースが多いです。2年経っても妊娠しない場合、不妊症といいます。このような場合は不妊治療を行うことになるのですが、高齢の場合は自然妊娠の確率も低下してくるため、半年程度で不妊治療を行うことになります。原因については男性側と女性側、それぞれ考えられます。

女性側の不妊の原因について

女性側の不妊症の原因はいくつかあります。まず、排卵がうまく起こらない排卵障害です。ホルモンバランスの崩れや体質的なもの、肥満や痩せすぎによるものなどその原因は様々です。体質を改善して排卵するケースもありますし、排卵誘発剤を使用して排卵させることもできます。

そのほかには、卵管が詰まっていたり、子宮内膜症で卵管の周りに癒着が起こるなど、うまく卵子を取り込むことができない場合も妊娠することができません。このような場合は、卵管のつまりを改善したり、体外受精や顕微授精を行います。着床ができない着床障害は、子宮筋腫が着床障害の原因となる場合は子宮筋腫を取り除くことで改善できます。黄体機能不全といって、ホルモンが足りなくて着床環境が整わない場合、ホルモンを補充し着床環境を整えます。また、体内に入った精子を抗体が異物とみなし、攻撃してしまうことで精子を活動できなくする「抗精子抗体」を持っている人もおり、それも不妊を引き起こしますが、体外受精や顕微授精などを行うことで妊娠することができます。このように、原因によって対処方法も変わります。

男性側に考えられる不妊の原因について

まず男性側で考えられるのが、性交障害とも言われるうまく射精ができない問題です。この現象は精神的なストレスなどと大きく関係しています。最近ではED(勃起不全)についても認知されてきており、専門の医院で治療を受けることもできます。

そのほかに、精子に問題があって妊娠できないケースもあります。たとえば、精子を作る精巣に問題があって、精子の濃度や運動率が低くて妊娠できなくなるケースもあります。また、無精子症といって、性行為によって排出された精液の中に精子がまったくないケースもあります。しかし、このような場合でも治療法がないわけではありません。ホルモン治療により精子を作ったり、精巣の精子を採取して顕微授精を行う最先端医療も行われています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加