とびひ

4歳、とびひのときはお風呂に入れるの?

とびひは接触によって人にうつる肌の感染症です。とびひのときの入浴に関する相談に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「とびひのときの入浴について教えてください。お風呂や石鹸は大丈夫ですか」

4歳の子どもがとびひといわれました。受診したところ、飲み薬と塗り薬が処方されました。お風呂に入るときの注意点を教えていただきたいのですが、浴槽に入るのはやめた方がいいですか?ほかの兄弟の後なら大丈夫でしょうか?シャワーだけの方がいいのか迷っています。また、肌を濡らすだけではきれいにならない気がするのですが、石鹸を使っても平気でしょうか。(30代・女性)

入浴は一番最後に

入浴しても平気ですが、他の人への感染を防ぐために一番最後に入浴したほうがいいようです。

お風呂のお湯を介して他の子どもに感染することはほぼないとされていますが、もしお風呂に入るのであれば、念のために他の人が入った後にしてください。(医師)
とびひは傷口からでた浸出液によって、他の部位や他の人にも感染するので、タオルを共用したり、一緒にお風呂に入るのは望ましくありません。みんなが入浴した後、最後に入るのでしたらかまわないでしょう。お子さんが入浴した後は、浴室に細菌が残っているかもしれないので、なるべく早めにすみずみまで掃除し、バスマットやタオルは清潔なものに取り換えてください。(血液・腫瘍科看護師)

入浴時はできるだけ刺激しないように

とびひのときでも石鹸で身体を洗って平気なようです。とびひのときの、入浴に関する注意点を教えてくれました。

とびひの予防には皮膚を清潔にすることが重要ですので、体調がよければ入浴した方がいいですし、お湯につかっても問題ないでしょう。入浴の際には熱いお湯ですとかゆみや炎症が増強しますから、ぬるめのお湯に入浴してください。(血液・腫瘍科看護師)
身体を洗うときは、低刺激の石鹸やボディーソープを、ナイロンタオルやスポンジは使用せず、手でよく泡立ててから、泡で包むように洗ってください。症状がひどいときは、お湯で流すだけでもかまいません。入浴後は、水分をよく拭きとってから、かゆみ止めやとびひの薬を塗ってください。(血液・腫瘍科看護師)
とびひは非常に感染力の強い細菌による皮膚の感染症で、接触するとすぐにうつって皮膚の弱い部分に広がります。病変部を清潔に保つことが早い回復につながりますので、傷にしみて痛くないのであれば、毎日石鹸を使って洗ってください。病変部がまだぐちゃぐちゃとしている場合は、お湯に長く浸かるよりもシャワーでさっと流してあげた方がよいでしょう。(医師)
入浴後は清潔なタオルでとんとんとやさしく押し当てるように水気をとり、塗り薬を塗って、傷の表面がかさぶたになっていなければガーゼなどで覆ってあげてください。(医師)

とびひ対策には皮膚の清潔を保つことが大切ですので、石鹸で身体を洗っても平気なようです。浴槽に浸かっても大丈夫ですが、他の人への感染を防ぐため一番最後に入浴するようにしましょう。


2016/07/03

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