子宮頸がん予防ワクチン

2015/01/01

子宮頸がん予防ワクチン。対象年齢など詳細が知りたい!

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子宮頸がん予防ワクチン。対象年齢など詳細が知りたい!

女性の子宮頸部(子宮の入口)にできる子宮頸がんは、若い女性でもかかりやすいと言われており、近年予防ワクチンの摂取が可能となりました。20代半ばの相談者の方は年齢的にもう遅い?と悩んでいますが、看護師さんたちの回答とは。

子宮頸がんワクチンについての相談:「現在20代半ばですが、今からでもワクチン接種は可能?」

先日、叔母が子宮頸がんで亡くなりました。遺伝性という話を聞いたことがあり、ワクチン接種を考えていますが、26才だともう遅いのでしょうか。不安なので教えていただきたいです。(20代・女性)

十分、接種が可能な年齢だといえるでしょう

ワクチンが接種できる一番早い年齢は中学校1年生になる年ですが、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)は性行為により感染を繰り返すため、何才でも接種した方がよいという意見もあるようです。またワクチンの有用性などについては、様々な意見があるようです。

HPVは感染しても多くは自然に体外に排出されますが(希に排出されず長く感染状態が続くと子宮頚癌を発症してしまう)何度も感染を繰り返します。そのため性行為で1度感染した経緯があっても、次の感染を予防するためにワクチン接種は有用だという理論もあり、この意見だと相談者様は26才ですが十分に接種対象年齢になります。(看護師)
ワクチンの接種対象年齢については、厚生労働省によると「中学1年生となる年度に1回目の接種を」と推奨されており、子宮頚癌の原因とされるHPVは性行為により感染するため、このような若年に設定されているのかなと思います。(内科看護師)
子宮頸がん予防ワクチンは20~30代で接種する女性が急増中で、遅いということはないでしょう。子宮頸がんの原因はHPVというウイルス感染ですが、ワクチンをしたからといって癌にかからないわけではなく、やはり定期検診で早期発見することが治療への第一歩です。ワクチンの接種にあたっては医師の診察が必要なので、医師ともよく相談してください。(婦人科看護師)
ワクチン接種には有用性や副作用、接種年齢について様々な意見があり、性行為を経験済の女性には有効でないという意見もあれば、反対に性行為の可能性のある女性は何才になっても接種するのが好ましいという意見もあります。(内科看護師)
ワクチンには有用性や副作用についてなど、様々な考えや意見があります。1度接種したら効果は約20年持続するとのことですが、約5~6万円の費用がかかりますし、ご自身でも情報収集や信頼できる医師の意見を聞いたりして、ご検討いただけたらと思います。(看護師)

子宮頸がんについては、遺伝性はないようです

子宮体がんにおいては数%の確率で遺伝性が認められていますが、子宮頸がんにおいては遺伝性はないようだと言われています。

子宮がんは、発生する場所によって「子宮体がん」と「子宮頸がん」に分けられます。名前は良く似ていますが、この二つの発生の原因や治療法は異なります。(内科看護師)
子宮体がんについては遺伝性のものが全体の約5%程度といわれており、これは子宮体ガンに限らず、どのような癌でもこの程度の値で遺伝性があるそうです。子宮頚がんンにおいては、HPVが原因なので、遺伝性はないと考えてよいでしょう。(内科看護師)

子宮頸がんワクチンの接種時期については、何才だからもう遅いというのはないようですね。ただし他のワクチン同様、接種したからといって必ず予防できるというわけではないので、定期的な検査はした方がよいでしょう。


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