便秘・痔

産後や授乳後の便秘を改善する6つの心がけ

妊娠中は腸が圧迫されて便秘になりやすいといわれています。今回の相談者さんは授乳後も便秘が治らず、排便時に出血するようになってしまいました。そんな悩みに看護師さん達は以下のように回答しています。

30歳女性からの質問:「産後に便秘から痔になりました」

妊娠してからひどい便秘に悩まされるようになりました。産後または授乳が終われば治ると思い1年待ちましたが、一向に治りません。しかも硬くなった便でいきんだ結果、毎回お尻が切れるようになりました。とても痛く、硬くない便でも出血します。市販薬ではあまり効果が感じられません。恥ずかしくて気が引けますが、肛門科に行くしかないでしょうか?(30歳・女性)

便秘や痔になる原因と予防法

妊娠がきっかけで便秘になるのはよくあることなので、その原因を知って予防対策をたて、処置の仕方も覚えておきましょう。

妊娠中は大きくなった子宮の圧迫によって、授乳中は栄養や水分不足で便秘になりがちです。また育児疲れや不規則な生活になっていないでしょうか。長期にわたって便秘が続いているなら、腸内環境が悪くなって腸の動きが鈍くなっているのかもしれません。また高脂肪のもの、甘い物は消化が悪く、脂肪によって便秘になりやすいので控えるようにしましょう。(消化器科看護師)
排便前にワセリンや馬油を肛門にぬっておくと便のすべりがよくなり、痛みが軽減されます。市販の軟膏や座薬も併用するといいでしょう。排便のあとはウォシュレットやおしりふきシートで肛門を清潔にしてください。ウォシュレットの使い過ぎは逆に肛門を傷つけますから、弱い水流で30秒以内にしてください。ただ、内部にいぼ痔があるため排便時に出血している可能性もあるので、悪化させない為には肛門科で診てもらうのが良いでしょう。(産科・婦人科看護師)

生活習慣を改善するための6つの心がけ

ここでは日頃から心がけ、実行しておきたい生活習慣改善法を6つご紹介します。

まず傷を治すことが必要ですが、その他にも便秘をしないような生活習慣に改善することが大切です。次のポイントを日々心がけてください。

 1.食物繊維を多く含む食品を食べる
 ごぼうなどの根菜類、きのこ、こんにゃく、海藻類や果物など、食物繊維をよく噛んでに摂るようにしましょう。

 2.水分も多めに
 水分が不足すると便秘になりがちです、1日2ℓは飲むようにして下さい。

 3.3食規則正しく食べましょう
 腸の排便リズムを整えるために、3食を適量食べることが大切。特に朝食は腸の動きを刺激する意味でも重要です。
 
 4.お腹を冷やさず、マッサージをする
 お腹を冷やすと血行が悪くなり便秘になりやすくなります。またマッサージすることで腸の運動を刺激し便が出やすくなります。寝た状態でおへそを中心にして、大きな「の」の字を30回書くようにして下さい。

 5.定期的な運動
 運動も腸を刺激し排便をスムーズにします、またストレスを溜めないためにも適度な運動を行うことはお勧めです。

 6.ストレスを溜めない
 ストレスや緊張も交感神経と副交感神経の働きを乱し、腸の動きを悪くする原因となります。趣味やスポーツなどで、ストレス発散を心がけましょう。(一般内科看護師)

看護師さんのアドバイスは参考になりましたか。便秘や痔にならない為にも毎日の食生活や習慣の見直しが必要ですね。それでも出血が続く場合は、肛門科での診察をお勧めします。


2015/01/02

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