とびひ

5歳の子どもがとびひに。予防のためには、絆創膏を貼るべき?

子どもは思わぬタイミングで怪我や病気になるものです。とびひの予防と傷口のケアに関する相談に、お医者さんと看護師さんはどのように答えているでしょうか。

5歳のママからの相談:「処方薬を、次に怪我したときのとびひ予防に使って大丈夫でしょうか」

5歳の子どもが道で転び両ひざを擦り剥き、絆創膏で応急処置をしました。数日後、絆創膏で皮膚がかぶれたので、剥がしてしばらく何もせずにいたら、膝だけでなく、お腹や腕、顔などにとびひしてしまいました。皮膚がかぶれたとしても、テープなどでとびひの部分をカバーした方がいいのでしょうか。処方された抗生剤入りの塗り薬は、残りを冷蔵庫に保管し、もし次回擦り傷をつくった際にすぐに塗ってもいいものでしょうか。(30代・女性)

とびひは細菌感染が原因

とびひは黄色ブドウ球菌やレンサ球菌という細菌が原因なようです。

皮膚にできた傷は大きくても小さくても、かさぶたがあってもなくても、そこに黄色ブドウ球菌やレンサ球菌とよばれる感染力の高い細菌が感染することで、とびひになってしまいます。黄色ブドウ球菌は健康な人であっても鼻の中にすみついている事が多いです。かさぶた、傷からの浸出液などに触れるだけでも手を通して皮膚の傷ついた部分にうつってしまいます。(医師)

ガーゼや傷口シートを使ってみて

傷の部分は清潔を保つ事が大切です。傷口のケアについてアドバイスがありました。

抵抗力の弱い小さなお子さんが怪我をした場合、傷を石鹸でよく洗って清潔に保つことが重要です。きれいに洗った後は清潔なタオルでやさしく押すように水気を取り、傷口が開いている場合は清潔なガーゼなどで覆ってあげるとよいでしょう。絆創膏は傷口が密閉されるため、皮膚に細菌が残っていると増殖してしまいます。爪を短く切り、手もよく洗って感染させないことが大事です。鼻の中をいじる癖があるお子さんは要注意です。(医師)
傷口から浸出液がある場合は、ガーゼやドレッシング剤(傷口シート)などで保護した方がいいでしょう。ドレッシング剤は、浸出液を吸収して感染を防ぎ、傷の治りを早くする効果があり、ほとんどが肌にやさしい素材でできています。毎日貼りかえる必要がなく、浸出液で汚れたり自然に剥がれてしまわない限り、1週間ほど貼ったままにできます。市販のものもありますし、皮膚科でも処方してくれでしょう。(血液・腫瘍科看護師)

薬はむやみに塗らないで

処方された軟膏の保存法や、使い方について教えてくれました。

抗生物質入りの軟膏は冷蔵庫のなかで1年ほど保管できます。しかし、むやみに塗りすぎると抗生物質が効かない菌の増殖を促す原因になりますので、とびひの特徴である水泡ができてから塗り始めた方がよいでしょう。(医師)

とびひは感染力が強い細菌が原因のため、傷などに触れるだけでどんどんうつって広がります。傷ができた場合はガーゼなどで保護し、清潔に保つようにしましょう。処方された軟膏を保存して使う場合は、水泡ができたら塗るといいようです。


2016/07/07

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