不妊の原因

2016/06/28

どうして妊娠できないの?不妊症の原因とは

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どうして妊娠できないの?不妊症の原因とは

不妊症にはいろいろな原因があります。一番多い原因と言われている排卵障害であっても、その要因はなかなか分かるものではなく、治療をしても改善しないこともあります。また、どの検査にもトラブルが出ない原因不明の不妊症もあります。

排卵障害による不妊症

排卵障害には幾つかの原因がありますが、まず卵巣機能の低下によるものとして卵巣の機能低下があります。それによって生理が起こらなくなり、排卵もできません。卵巣の血流が悪かったり加齢による問題もあるようです。

他にも高プロラクチン血症による不妊症もあります。これは脳下垂体から排出されるホルモンの一つですが、授乳をしていると次の妊娠をしないようにプロラクチンが多く分泌されます。このプロラクチンは排卵を抑制するホルモンなので、多く分泌してしまうと不妊となってしまいます。

また多嚢胞性卵巣による排卵障害もあります。卵巣の回りにある皮膜が厚く硬くなり、排卵しにくくなります。また、卵巣に卵胞が増えてしまい、多嚢胞性卵巣になってしまうと不妊症になります。

子宮着床障害による不妊症

今度は排卵がうまくいっていても、着床がうまくいかないということも。また、黄体機能不全による着床障害も原因の1つになると言われています。黄体機能がうまく働かないと黄体ホルモンも分泌が減り、妊娠しにくくなるとのこと。例え受精しても着床できないこともあります。黄体機能の低下は原因不明とも言われていますが、特にストレスや冷え症などがかかわっているようです。

また子宮内膜の癒着による着床障害というものもあります。クラミジアの感染、人工中絶、帝王切開などの術後のトラブルによって子宮内膜が癒着して着床しにくくなるものです。また子宮内膜症によっても着床障害が起こります。

他にも子宮筋腫の場所や大きさによって着床障害が起こることも。また子宮奇形によっても着床障害が起こりますが、女性の胎児形成期に子宮奇形が起こったとも言われています。子宮の変形などが不妊の原因となります。

その他、子宮内膜ポリープも、子宮筋腫のように不妊のリスクが高くなります。子宮内膜炎も着床障害となります。特に大腸菌、淋菌、クラミジアなどの細菌などが子宮内に入って起こることも。この場合も着床障害のリスクが高くなるとのことです。

卵管障害による不妊症

卵管は精子を迎えるため粘液が増え、卵子と精子が出会う場所です。しかし卵管が詰まってしまうと受精ができません。そういう意味では、クラミジア感染も卵管障害を起こします。卵管までクラミジアが進行していくと卵管が傷付き、結果として炎症を起こし受精できない状態になります。

また、卵管の癒着が卵管障害の原因となることも。これは性感染症などによって卵管が通りにくくなるためです。また卵管閉塞も卵管に粘液で栓ができてしまうことで不妊の原因となります。卵管は2本あるので、1本が正常であれば妊娠の可能性はありますが、2本とも詰まっていると妊娠しづらいでしょう。造影剤やガスなどを送り込んで、詰まった卵管を通すなど、いろいろな治療法があります。


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