不妊治療

2016/06/28

40歳から始める「不妊治療」の基礎知識

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40歳から始める「不妊治療」の基礎知識

40歳からスタートする不妊治療だからといって、一般的な不妊治療では難しいとは言い切れません。ちょっとサポートすることで妊娠できる人もいるのです。40歳から不妊治療はどのような治療なのか、また成功率はどうなのでしょう。

43歳までが勝負

40歳からの不妊治療は、まず不妊検査からスタートです。できるだけこの検査は早いうちにスタートした方が、その後の治療がスムーズにいきます。そのため妊活がスタートと同時に検査をスタートしましょう。それで問題があれば、早くその部分を改善することが大切です。それによって、どんな不妊治療を行ったらいいのかという道筋が見えてきます。

40歳以上の高齢だからといって難しい不妊検査が必要とは限りません。ただしクールに考えると、やはり40歳となれば42歳までが勝負という気持ちで行うことも必要になるでしょう。もちろん、42歳で終わりではありませんが、成功率も極端に減ってくる年齢となります。また助成金なども42歳までという条件となり、金銭的なバックアップもなくなると、続けにくくなることも事実なのです。

40歳からの自然妊娠に近い不妊治療の種類

まずタイミング法は若い人も多い方法ですが、超音波などを利用して排卵日を正しく予想し、性行為のタイミングを合わせるという方法です。本当にちょっとだけ妊娠のお手伝いをしてもらうタイプと言えるでしょう。

価格は1周期辺り5000円~1万円と言われています。メリットは体の負担が少なく、費用も安いので利用しやすいのではないでしょうか。またデメリットは30代の夫婦でもこの方法での成功立は20%程度と言われています。40歳以上となるとかなり低くなります。

もう一つは人工授精という方法で、排卵のタイミングに精液を医師の手によって子宮内に注入し、自然な妊娠を待つという方法です。こちらも体の負担が少なく費用も安くて済みます。大体1周期1万円~3万円となります。そして自然妊娠のお手伝い程度のサポートとなります。しかしこれも30代でも10%程度と言われているので、40歳以上となるとやはり高い成功率は期待できません。

40歳からの体外受精

体外で卵子の中に精子を注入し、子宮の中に戻すという方法です。着床障害などない場合はできる方法ですが、自然妊娠とは言えない方法となります。デメリットとしては料金が1回30万~50万円となることです。1回ではなかなか成功しないので、数回やることになります。また体への負担が大きいこともあり、また副作用として卵巣過剰刺激症候群のリスクが高くなります。

しかしメリットとして成功率は30代で20%~23%とも言われており、40歳なら7%、44歳で7%となります。精子数が少ない、運動量が少ない。卵管が閉鎖している、女性が40歳を越している、抗精子抗体が高い、人工授精で何回も失敗をしているというときに行うことが殆どです。


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