とびひ

乾燥すると掻いてしまう5歳の息子。とびひになってしまうのでは?

とびひは外で怪我をした時に細菌が入ってできるイメージがありますが、それ以外の原因もあるのでしょうか?冬に乾燥すると肌を掻き、とびひのようになってしまうという子のママからの相談に対し、専門家達の意見はどうでしょうか。

5歳のママからの相談:「乾燥肌で掻いた後がとびひになる可能性は?」

子どもが5歳の時に外で転んで怪我をしたところからとびひになりました。医者から抗生剤の塗り薬をもらい、怪我をしたら傷口をきれいにしてこの薬を塗るようにといわれたのでそうしています。私の子どもは冬になると皮膚が乾燥するので掻いてしまい、よく肌が荒れて傷になります。怪我だけでなくても、乾燥による傷からとびひにかかることはありますか?掻き傷にも薬を塗ったほうがいいのでしょうか? (48歳・女性)

とびひになる原因

伝染性膿痂疹ともいわれるとびひは、ケガをした場所が屋外屋内は関係なく、虫刺されなどで掻いた後にもできる可能性があります。

とびひは伝染性膿痂疹といわれ、皮膚に細菌が繁殖し、虫刺されや傷口を掻き毟った手や浸出液を介して湿疹が広がる疾患です。予防するためには、虫刺されや怪我を避ける、万が一虫にさされたり傷ができた場合は、流水で流してから薬をつけるようにしてください。お子さんが掻きむしらないよう傷口はガーゼなどで保護した方がよいですし、お子さんの爪は短く切ってください。(産科・婦人科看護師)
とびひの正式名称は「伝染性膿痂疹」と呼ばれています。とびひは細菌感染のひとつで黄色ブトウ球菌や連鎖球菌などが原因菌とされています。とびひは掻き壊した場所から皮膚を触ると全身に広がります。虫刺されなどで痒みがひどく強く掻いてしまい、掻いた場所から細菌が入り水膨れの状態になります。水膨れのなかには細菌が増殖しているため掻き壊すことにより全身に細菌感染を引き起こします。(一般内科看護師)

とびひのケアの仕方

かゆみから掻きむしらないよう肌の乾燥に気をつけましょう。酷い時は皮膚科で相談するのがよいでしょう。

乾燥しやすい肌には石鹸やボディーソープは低刺激のもので、ナイロンタオルやスポンジは使用せず、手でよく泡立ててから包むように優しく洗ってください。入浴後は肌が乾燥しやすいので、肌が湿った状態で保湿剤を塗ってあげてください。乾燥した肌を掻きむしっても、とびひになることはあります。なるべく掻きむしらないよう注意してください。(産科・婦人科看護師)
とびひは抗生物質に効果があるのでとびひができた箇所に塗布するとよいでしょう。アトピー性皮膚炎や乾燥肌の子どもは乾燥から起こるかゆみで掻き壊してしまうため、乾燥を防ぐために、お風呂で皮膚を清潔にした後は低刺激の保湿剤で肌を保護してあげましょう。症状が酷い場合は、一度皮膚科で相談するとよいでしょう。(一般内科看護師)

虫に刺されたり、乾燥した肌を掻きむしった後にもできるとびひ。塗り薬で対処することもよいですが、酷い場合は早めに皮膚科で相談したほうがよいようです。


2016/07/08

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