とびひ

とびひにかかると必ず抗生物質を使うのはなぜ?

とびひのケアで処方されることが多い、ステロイド入りの塗り薬や抗生物質。小さな子どもに飲ませるのは抵抗があると感じる大人は少なくありません。今回の相談者さんもその1人ですが、抗生物質を使わずにとびひを治すことはできるのでしょうか。

ママからの相談:「抗生物質を飲み続けないと治らない?」

4歳の息子はアトピー持ちで、湿疹が悪化するとジュクジュクとした傷になってしまいます。この冬はとびひにもなってしまいました。かかりつけの小児科では抗生剤入りのステロイドの塗り薬を出され、抗生物質の飲み薬も出されましたが、なかなか治りませんでした。傷が治るまで抗生物質を飲み続けなければならず、1週間以上薬を飲むことにも抵抗があります。抗生物質に頼らずとびひを治す方法はあるのでしょうか。(33歳・女性)

薬の使用について

症状を抑えて悪化を防ぐには、薬も必要。できるだけ肌を清潔に保ち、かゆいところは冷やして対処するなどの工夫も必要かもしれません。

一般的に抗生剤の内服は1週間ほどで改善されなければ、一旦服用を止め、他の薬に変えることも検討されます。小さいお子さんにステロイドや内服を続けることに不安を感じるお母さんはたくさんいますが、症状を抑え、悪化させず早く回復させるためには、薬を使うことも必要です。小児科で処方された薬は、お子さんの年齢や体重、症状に合わせているため、医師の指示通りに使用すれば心配ないでしょう。(産科・婦人科看護師)
ステロイド剤は適切に使用すれば効果がある薬です。もしご心配があればセカンドオピニオンで別の皮膚科を受診したり、かかりつけの小児科に相談することをお勧めします。(一般内科看護師)
湿疹や虫刺されがあれば子どもはつい掻きむしってしまいますから、お子さんの爪は短く切って、傷口はガーゼなどで保護してください。またステロイドの軟膏を塗るときは、タオルで拭くか、入浴後の皮膚が清潔な状態で、傷にだけ薄く塗るようにしてください。とびひを治すには掻きむしらないことです。かゆみが強い時は冷たいタオルなどで冷やすと、炎症やかゆみが治まります。(産科・婦人科看護師)

アトピー性皮膚炎の対処法

アトピー性皮膚炎の場合も、肌の乾燥を防いでかゆみを起こさないようにするなど、対処法はとびひとほぼ同じ。ストレスがないか、食生活は問題ないか、見直すことも必要です。

アトピー性皮膚炎などの乾燥肌の子どもは肌のバリア機能が弱いことから、掻き壊した場所からとびひになることがあります。とびひは水疱の中に細菌が多く存在している状態ですので、掻き壊して別の場所を掻くとさらに感染が広がります。とびひに抗生物質は効果的ですが、抗生物質に抵抗がある時は皮膚を清潔に保ち低刺激の保湿剤で肌を保湿して乾燥しないように気をつけましょう。(一般内科看護師)
アトピー性皮膚炎はストレスなども関係しているため、子どもにストレスを与えない生活を心がけてください。栄養バランスのよい食事や規則正しい生活が重要です。(一般内科看護師)

抗生物質の入った薬は用途を守れば効果があるといわれています。日頃の予防法としては、肌をきれいにして乾燥させないよう心がけ、食事や生活習慣を見直しましょう。


2016/07/09

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