低温期

2016/06/29

基礎体温の高温期と低温期の差について

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基礎体温の高温期と低温期の差について

基礎体温を測り、基礎体温表にグラフにすると低温期と高温期に分かれます。しかし、なかにはこの差がはっきりとせず、全体で体温が一定だったり、高くなったり低くなるなどバラバラの方もいます。基礎体温が低温期と高温期で分かれない理由はなぜなのでしょうか。

高温期と低温期とは?

安静時の体温のことを基礎体温と呼び、これを毎日測定しグラフ化すると、高温期と低温期の2つに分かれます。女性の体は女性ホルモンにより体温が調節されており、排卵や妊娠の環境を整えるために、2つの体温変化が見られます。
生理周期は生理の1日目から数え、体温が低くなる低温期から始まります。この期間はエストロゲンの量が多くなり、体温が36.7℃以下で36℃前半から36.6℃くらいで推移します。低温期の最後には排卵が起こり、低温期のなかでも一番体温が下がります。
高温期は低温期と比べて0.3~0.5℃くらい高くなり、36.6~37℃くらいの体温変化になります。高温期は排卵日~次の生理前日までとなっており、妊娠に備えてプロゲステロンが増加します。その影響により体温は上昇し、妊娠が成立しなければホルモン量が減って体温が下がり生理がきます。

差がわからない場合は?

通常高温期と低温期の差がはっきりとわかるのですが、なかにはグラフがバラバラで、時期を判断しにくい方もいます。理想の形は2つが完全に分かれた状態ですが、必ずしもこのようになるとは限りません。女性ホルモンはストレスや体調の変化でも分泌量が多少変化しやすく、そのときの状態により体温は変わるからです。 理想的なグラフと似た形で、高温期と低温期が大体わかり、排卵日を予測することができていれば心配はありません。ただし、この差がほとんど見られず、体温が上がらない場合は注意が必要です。体温が低い状態が続いていると排卵していない可能性があります。
無排卵の場合は、そのまま放置すると卵巣機能が落ちて不妊に繋がりやすくなります。排卵の有無は生理とは無関係で、排卵が無くても生理がくることがあります。毎月生理があるから排卵していると思っていても、基礎体温を測ると体温が上昇せず初めて無排卵であったことを知る人もいます。

二層に分かれない場合の原因

ラフで差が見られないのはストレスや、無理なダイエットなどで自律神経が乱れていることが考えられます。脳がホルモン分泌の指令を司るため、女性ホルモンはストレスに影響されます。仕事が忙しいとき、精神的な苦痛を感じたとき、激しい運動をしたときなどに生理が不安定になりやすくなります。
無理なダイエットも女性ホルモンの分泌に影響が出やすいため、極端な食事制限や過度な運動は避けましょう。


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