低温期

低温期の特徴と妊娠しやすい身体づくり

妊娠するためには低温期の過ごし方がとても大切になります。低温期は卵子のもとが育ち、受精に備えて体の変化が見られます。この時期の過ごし方に気をつけ、妊娠しやすい体づくりをしてみましょう。そうすることで生理周期が整い、心も安定してきます。

妊娠の準備をする期間

低温期は妊娠するための準備をする期間です。卵子のもとになる卵胞細胞が成熟し、赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜を育て、卵子と精子が結びつくためのおりものを作る時期となります。
低温期には卵巣の中で卵胞が育ち、十分熟成するとそのなかから卵子が1つ飛び出します。これが排卵で、この時期の過ごし方によって育ち方が変わります。妊娠しやすい身体を作るために、卵子に必要な栄養の補給、睡眠を十分取ってストレスを解消することが大切です。
この時期はエストロゲンが多く分泌され、卵胞が育ち排卵に必要なプロゲステロンが増えてきます。すると子宮内膜が厚くなり受精卵が着床しやすい環境を作り出します。おりものを増やすためにはエストロゲンが必要ですが、この時期に粘り気のあるおりものに変化し、精子を卵子まで届きやすくしてくれます。精子は酸性に弱いため、おりものを増やして膣内をアルカリ性に保ち、精子を生き残りやすくします。

食生活の改善

卵子を育て、受精卵のためのふかふかのベッドをつくるためには、体を温める食べ物が有効です。冷たい食べ物や飲み物はできるだけ避け、陽性の性質を持つ食品を増やしましょう。肉類や魚介類、卵、乳製品、大豆食品など、たんぱく質が豊富な食品を積極的にとりたい時期です。たんぱく質は血のもととなり、血行をよくして子宮や卵巣の機能を高めるのに役立ちます。
食品の選び方は寒い地方でとれるもの、寒い季節に旬をむかえるもの選ぶとよいでしょう。果物は体を冷やしますが、北国でとれるプルーン・リンゴなどは体を冷やしません。野菜もにんじん、レンコン、大根など根野菜を中心に加熱して食べると体が温まります。ほかにもショウガやニンニク、唐辛子などの香辛料も体を温める性質があります。

生活習慣の改善

排卵は夜中に起こることが多いため、低温期は早めに就寝しましょう。夜中は成長ホルモンが多く分泌し、卵子を育てるための環境作りに役立てられます。さらに寝ている時間帯に脳から卵巣へ指令が出され、女性ホルモンの分泌を促します。忙しくてもできるだけ日が変わらないうちに寝るのがポイントです。
ストレスも自律神経を乱し、体の冷えを招き、脳の機能が低下しますから、できるだけ解消するようにしましょう。幸い低温期に増えるエストロゲンは精神に良い作用をもたらし、気分よく過ごせます。ストレスが多い方は適度な運動を取り入れたり、ぬるめの入浴で副交感神経を刺激しリラックスするようにしましょう。


2016/06/29

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事