体温が下がる

2016/06/29

生理前は基礎体温が下がる?上がる?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事

生理前は基礎体温が下がる?上がる?

生理前は基礎体温が上がるのでしょうか?それとも下がるのでしょうか?基礎体温を測っていれば、生理周期を把握する判断材料にもなります。また、生理が来るタイミングを知ることで、体調管理もしやすくなります。

生理前の高温期について

53076_1
53076_2
53076_3

生理前は高温期の状態となり、生理が28日周期の方の場合、14日間と変化することはありません。生理周期により11~15日程度と多少変化しますが、リズムが変わることは無く、大体一定の周期で繰り返すのが特徴です。
数ヶ月ほど基礎体温を測り続けると、高温期が何日続くのかわかるため、次の生理予定日を予測できます。さらにこの高温期は生理周期の中で体調を崩しやすく、むくみや体重の増加、頭痛、イライラなどの症状を感じやすくなります。高温期がいつ来るのか知ることで、体調変化にも対処しやすいため、チェックしておきましょう。

生理前は体温が上がり、下がるところで生理がくると覚えておくとわかりやすくなります。低温期の最終にある排卵を境に高温期に移行し、排卵期に体温が上昇し上がりきったところから1日目をカウントしていきます。
人によっては、37度以上の体温になる人や、生理の1、2日目に38度を超す高熱が出る人もいます。
熱の高い人は頭痛や腹痛、腰痛、下痢、吐き気などの、他の生理痛に関わる症状も重い場合が多く、その場合はPMSでなく月経困難症と診断されます。
他にも何らかの原因が考えられる場合もあるので、婦人科を受診するようにしましょう。

高温期の体温で排卵がわかる

高温期の体温の変化により、きちんと排卵しているか判断することができます。通常、低温期と高温期の体温は0.3℃以上の差が出ます。この差が0.3℃以下の場合は排卵していない可能性があります。
排卵していなくても生理は来るため、生理だけで排卵を判断することはできません。妊娠を望んでいる方はとくに注意しましょう。毎月生理がきちんときていても、まれに排卵していない方もいますから、基礎体温をきちんと測り自分の体の状態を把握することはとても大切です。 さらに高温期の期間でも体の状態を判断できます。高温期が9日以内の場合は、黄体機能不全の疑いがあり、プロゲステロンの分泌が維持できていません。卵巣機能が低下している可能性もあるため、体温の上昇期間が短く、いつもより早く生理がきた場合は注意してください。
プロゲステロンとは、体温が上がる黄体期に多く分泌される女性ホルモンです。プロゲステロンが多く分泌されることで、妊娠している状態が維持されるのですが、妊娠の可能性が無いと判断されれば減少し始めます。そのため、通常月経が始まれば体温は下がるのですが、その時期が早すぎる場合は注意しましょう。

低温期が続くのはなぜ?

低温期は、生理の開始から次の排卵日までの期間を指し、この時期は体の温度が低い状態になります。この体温の変化は、女性ホルモンの分泌量の変化によって起こり、低温期はプロゲステロンが減少するために起こります。
妊娠を確認したのにも関わらず低温期が続く場合は流産の可能性があります。流産を起こすと、妊娠を維持するためのプロゲステロンが働く必要がなくなるため、体温が下がります。

基礎体温が安定しない理由

正常な基礎体温は、低温期から高温期までに移る期間が2日以内で高温期が12~14日間続きます。さらに、低温期と高温期の体温の差が0.3~0.5度であるのが理想です。
基礎体温が正常な状態かどうかは、基礎体温をグラフにつけるとわかりやすくなります。
理想的なグラフは、上記の条件を満たしながら低温期と高温期の2層がきちんと分かれ安定した波型になっている状態です。
グラフが2層の波型を保てていないガタガタの状態であれば、なんらかの理由で基礎体温が安定していないと考えられます。
基礎体温が安定しない理由として考えられるものには、以下のものがあります。

●ストレス
高温期が長く続かないケースでは、ストレスや自律神経の乱れ、栄養不足、生殖機能器官の機能低下などが原因として考えられます。また、貧血気味であったり疲れやすかったりする人の場合は黄体機能の低下も考えられます。

●ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスは、生活習慣に大きく左右されます。例えば、睡眠時間が不安定で寝る時間と起きる時間が毎日バラバラだったりすると、その時間差がホルモンバランスにも影響します。ホルモンバランスを整えるには、睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を心がけることが大切です。

更年期の可能性も

基礎体温が通常より早く下がるのは、更年期が近づいている可能性があります。更年期は45~55歳くらいで、閉経の前後10年のことです。40代に入ると徐々に生理周期に変化が現れはじめ、プロゲステロンの分泌が低下します。これにより高温期が長く続かなくなり、頻発月経の兆候が現れはじめます。

まとめ

生理前に高温期が続き、基礎体温が下がるタイミングで生理が来ます。通常、低温期と高温期で0.3℃以上の温度差があり、37℃以上の熱を出す人もいます。一方、生理が始まるとプロゲステロンという女性ホルモンが減少することにより、低温期に入ります。ストレスなどから、基礎体温が安定しないと、生理周期の予測が難しくなるので、日頃から無理のない生活を送れるよう心がけましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加