舌小帯短縮症

舌小帯短縮症。専門医に診てもらい施術を受けるべき?

生まれつき舌のひだが通常よりも短いことがあり、これを舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)と言います。症状がひどいと手術をした方がよいと勧められることもあるのですが、舌小帯短縮症について看護師さんたちは何と言っているのでしょうか。

子供の舌についての相談:「舌小帯短縮症でサ行が発音できません。手術を受けると治る?」

生まれてすぐの健診で舌小帯短縮症と診断され、言葉を話すようになった時に、発音に影響がないか様子を見るように言われたのですが、3才になった今、どうしてもサ行が言えません。以前に小児科医や歯科医師に、発音に影響が出るようなら舌の裏の筋を切開する手術をした方がよいと言われましたが、やはり口腔外科できちんと診てもらった方がよいのでしょうか。また、手術したらよくなるものなのでしょうか。(30代・女性)

症状の程度によって、手術の有無が決められます

舌小帯短縮症といっても、その程度には段階があります。発音が上手くできず、舌を自由に動かせないという場合は、手術を勧められることがあるようです。

舌小帯短縮症は軽度・中等度・重度と分類され、軽度では舌を自由に動かすことができ、ラ行の発音時に舌がもつれる程度で日常生活には問題ありません。中等度では、唇を舌でなめたり上あごに舌をつけることもできませんし、ラ行が上手く発音できず早口ができません。重度になると、舌を前に出そうとしてもできず、舌を上にあげることもできません。(産科看護師)
軽症で嚥下(えんげ)に問題なければ、手術をしなくても発音の訓練程度で改善されると思います。お子さんの場合は発音に支障をきたしているので、舌小帯のひだをとる手術を勧められたのでしょう。(産科看護師)

手術後は、舌の筋肉を動かす機能訓練を行います

術後すぐに改善するというわけではなく、舌を自由に動かすための訓練を行う必要があるようです。また程度によっては、言語聴覚士の指導で改善することもあるかも知れないので、専門の口腔外科医の診察を受け、一度相談されてはいかがでしょうか。

手術をしてすぐに改善されるわけではなく、術後の機能訓練や言語訓練も必要なので、そういった施設のある口腔外科を受診されるとよいでしょう。(産科看護師)
症状の程度によっては、舌の先の動きが悪く機能性構音障害ということも考えられるので、言語外来にて言語聴覚士による指導・リハビリを受けて改善する可能性もあるかもしれません。口腔外科では言語聴覚士がいる所も多いので、一度口腔外科を受診して、言語外来で改善可能か相談してみてもよいでしょう。 (看護師)
手術では舌の運動範囲は広くなりますが、発音がすぐに改善するということではなく、サ行を言える為の必要な舌の筋肉を機能訓練にて改善していきます。一般的には1カ月に1~2回、約3カ月間行います。分からないことも多く、相談者様の不安も大きいと思うので、まずは口腔外科を受診されてはいかがでしょうか。(看護師)

一言に舌小帯短縮症といっても、様々な症状があるのですね。相談者様のお子さんの場合、上手に発音できない音があるようなので、一度口腔外科を受診して相談してみてはいかがでしょうか。


2015/01/17

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