腰痛

2015/01/20

妊娠中の我慢できない腰の痛み。何とかならない?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中の我慢できない腰の痛み。何とかならない?

腰痛を経験する妊婦さんは少なくないようですが、皆さんどのようにケアをしているのでしょうか。妊娠中期に入り、昼夜問わず腰痛に悩まされているという相談者の方ですが、看護師さんたちのアドバイスを見てみましょう。

妊婦さんからの相談:「辛い腰痛。良い改善策を教えて!」

現在妊娠24週目の妊婦です。最近腰が痛く、就寝中は足もつります。特に腰は、椅子に座っても横になっても辛いのは変わりません。夜寝る時もかなり痛いのでなかなか眠れず、主人がいる時は腰をマッサージしてもらいますが、普段は自分で押してみたりしても良くはなりません。何か改善する方法はないでしょうか。(20代・女性)

妊娠中の腰痛の原因は主に2種類

妊娠中はお腹が出るにつれて姿勢が崩れやすく、また女性ホルモンの分泌の作用で腰痛が起こることもあるようです。姿勢が原因で起こる腰痛の場合、正しい姿勢をできるだけ楽に保つ工夫が必要です。

妊婦さんの腰痛の原因は、女性ホルモンのリラキシンの分泌によるものと姿勢によるものがあります。リラキシンは赤ちゃんが産道を通りやすくするためのもので、妊娠7カ月以降は分泌量が停滞するので、ホルモンの影響なら妊娠後期になると改善されるでしょう。(産科看護師)
お腹が大きくなると骨盤や腰椎も前に突き出るので、それを背中の筋肉が支えようとして腰痛が起こります。大きいお腹では難しいですが、椅子に座ったり横になる時はクッションや抱き枕などを使い、なるべく楽に正しい姿勢を保つようにしてください。(産科看護師)
横になる時は抱き枕などを使い、ややうつぶせ気味で寝るとよいです。日中は腰痛ベルトや妊婦用のガードルで骨盤をしっかり固定し、ウォーキングなどで足腰の筋力をつけたり、腰痛予防の体操やマタニティーヨガなどもよいでしょう。(看護師)

冷えは妊婦の大敵!身体を暖かくしましょう

身体が冷えると血行不良になり、腰痛を起こしやすいです。特に下半身の冷えには注意し、身体の中から温まる食事を食べて軽い運動を取り入れましょう。

血行障害も腰痛の原因になるので、ゆっくり湯船に浸かるなどして腰周りを冷やさないようにしましょう。妊婦用の骨盤ベルトなどで腰を固定すると、痛みが軽減するかと思います。(産科看護師)
ネギや生姜や根菜類を食べると身体が温まります。足浴なども効果的ですし、腰部~仙骨部周辺を湯たんぽなどで温めると痛みが和らぎます。ドラッグストアで売っているヨモギパット(生理用品のようにショーツに張るタイプ)で膣周囲を温めてもよいでしょう。(看護師)
腰痛緩和の運動として、四つん這いになり猫が伸びをするようなポーズをとるストレッチもあります。安産のためにも軽い運動は必要なので、ストレッチなどについて主治医に詳しい方法を教えてもらうとよいでしょう。(産科看護師)

湿布薬を使用の際は注意が必要

もしも湿布で腰痛を緩和しようとお考えなら、湿布薬の中には血管を収縮させる成分が含まれているものがあり、注意が必要です。

湿布薬には、血管を収縮させるケトプロフェンという成分が入っているものがあり、胎児が肺高血圧症を起こしたケースもあるので避けた方がよいでしょう。(看護師)

お腹が大きくなると姿勢が崩れるので、腰痛が起きやすいようです。身体を冷やさないようにし、楽に正しい姿勢がとれる方法を見つけてみましょう。


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