子宮頸がん

夫が相談「妻が子宮頸癌になりました」…夫にできることは?

無事な出産は多くの喜びをもたらしてくれますが、思いがけず病気が判明することもあります。今回は産後の妻を気づかう男性からの相談です。元気な男の子に恵まれたものの、産後の検査で妻の子宮頸癌(しきゅうけいがん)が判明し、動揺する妻をどう支えていけばよいかと悩む男性に、専門家からは心強いアドバイスが寄せられました。

子宮頸癌についての相談:「産後の妻に子宮頸癌が判明。夫としてどう行動すべき?」

妻が産後の検査で子宮頸癌だと判明しました。出産直後の喜びからの転落で、妻は話もできない状況になりました。私も無事に生まれた息子を抱いた直後だっただけに、大変ショックです。早期発見のおかげでステージの段階は浅く、治療の見込みは十分にあるそうです。これから生活していくうえで私はどうしたらよいでしょうか。夫としてどう行動すべきか教えてください。(30代・男性)

ポジティブ思考で免疫力アップ。夫の優しさが何よりの治療

赤ちゃんのおかげで早期発見できたと考えるのがよいようです。ポジティブ思考は免疫力を高めます。夫の優しさは何よりの治療との声もありました。

出産直後の喜びから子宮頸癌の宣告のつらい気持ち、お察しします。初期であれば適切な治療やフォローアップで再発や転移は免れる可能性があります。お気持ちを落とさず、前向きに奥さんの病気と向き合ってください。 (看護師)
子宮頸癌も初期の段階なら、多くの人が完治できるといわれます。進行にもよりますが、手術が必要な場合、円錐切除術という、子宮頚部の一部を取り除く手術が行なわれますが、希望があればできるだけ最小限の摘出になり、今後の妊娠、出産も可能になります。(産科・婦人科医師)
ご夫婦ともにショックかと思いますが、赤ちゃんが癌であることを早めに教えてくれた、早期にわかってよかったと気持ちを切り替えて、前向きに治療に取り組んでください。前向きな気持ちは免疫力を高めることにつながります。ご主人の優しさが何よりの治療になると思います。 (産科・婦人科医師)

家事や育児の負担軽減を。公的サービスも活用して

産後はただでさえ、うつになりやすいものです。育児や家事に積極的に参加して奥さんの負担を減らしましょう。公的サービスなども活用しましょう。

出産直後は産後うつ病などに陥りやすい状況です。育児に積極的に参加して奥さんを支えましょう。うつ状態ならばカウンセリングを受けたり、心療内科を受診してください。癌には免疫力を高めることが大切です。栄養のよい食事や十分な睡眠がとれるよう協力しましょう。(看護師)
経済的に余裕があれば外部の家事代行サービスなどで家事の負担を減らせます。自治体の育児支援などは比較的低額で利用できます。近くに住む親戚がいれば、育児や家事を協力してもらってもよいでしょう。(看護師)
奥様が疲れすぎないよう、積極的に育児や家事を手伝ってください。また、子宮頸癌は性行為によってヒトパピローマウイルスに感染することが主な原因ですから、性行為の際には、お互いの身体を清潔にし、コンドームを使用してください。(産科・婦人科医師)

子宮頸癌は初期であれば完治する可能性が高いです。赤ちゃんが教えてくれたことに感謝して、家事や育児に積極的に参加し、妻の負担を減らしてあげましょう。夫の優しさは何よりの治療です。


2016/07/20

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)