子育て

2016/07/11

なかなか進まない夏休みの宿題、前向きに取り組むコツとは

この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント川合 良子

なかなか進まない夏休みの宿題、前向きに取り組むコツとは

「自由に書いて」が一番難しい・・・

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の川合良子です。
私は小4(10歳)の娘と小2(7歳)の息子がいます。

夏の日差しが眩しくなりましたね。
そして、間もなく夏休み!

どんなことをしようか、いつもと違う体験をさせてみたいな、今年はどんな家族の思い出を作ろうか・・・
あれこれ考えていらっしゃることでしょう。

そして、小学生の夏休みと言えば、宿題ですね。
絵日記があったり、自由研究があったり、こちらも普段とは違って、
じっくり取り組む内容のものが出されることも多いのではないでしょうか。
幼稚園や保育園のお子さんであれば、思い出を絵に描いてみよう、なんていうことに
チャレンジすることもあるかもしれません。

そんなとき、どんな声をかけて取り組んでいるでしょうか?
「自由に描いてごらん」
「自由研究なんだから何でもいいのよ」
「自分がやったことなんだから描けるでしょ?」
「早くやらないと終わらないわよ」

子どもたちに何かに取り組んで欲しいなというときに、子育ての専門家として
CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)が、お勧めしているのは、
「動機づけ」をきちんとするということです。
「動機づけ」とは、子どもたちの頭の中に、もくもくとイメージが膨らんで、
「よし、やろう!」という気持ちになる状態を作る、ということです。

以前のコラムでも、お話させていただきましたが、
子どもたちにとっては、頭の中に、もくもくとイメージが膨らんでいないまま、
いくら「自由に」と言われても難しいものです。

もくもくとイメージが膨らめば、宿題の取り掛かりもスムーズに

娘が2年生のときの夏休みのことです。
自由研究で「旅行記」に取り組んでみよう、ということになりました。
我が家では、自由研究の担当はパパです。

まず、「じゃ、何日目に何をしたか、整理して書いておいて」とパパ。
娘は、紙とえんぴつを持ったまま、固まってしまいました。そしてしくしく・・・。
「何書いていいかわからない」と。

ここで、大人ならば、きっと、パパの意図を理解して、
「そうだよね、まずは思い出さないと、書けないよね、じゃ、ちょっと整理してメモ書きを作ろう」と
考えることもできるのですが、当時2年生の娘には難しい・・・。

ということで、一旦はえんぴつは置いて、まずは、何日目に何をしたか、
みんなで思い出そう!ということになりました。
1日目は飛行機に乗って、到着したよね。到着したら、空港にこんなものが飾ってあったよね。
写真も撮ったね。レンタカーやさんのバスは黄色かったよね・・・と家族みんなで口々に。
そうしているうちに、娘も、だんだん表情が明るくなり、いろんな楽しいシーンが思い出せてきたようです。
自然にえんぴつを持ってどんどん書きはじめました。
ここまできて、もくもくとイメージが沸けば、あとは、どんどん書いていけるものです。
そうして、娘も納得の旅行記が完成しました。

パパ・ママ向けの講座の中でも、「自由に絵を描いてください」というワークにチャレンジ
していただいたりするのですが、そう言われてチャレンジしてみてはじめて、何のヒントも
ないところから「自由に」と言われることが、どんなに大変か、ということにみなさん気づかれるようです。
何となく、「子どもは自由にのびのび絵を描くもの」という先入観があったりするのかもしれませんね。
子どもたちが何かに取り組むときには、ぜひ自ら前向きに取り組めるように
意識して「動機付け」をしてあげて欲しいな、と思います。

今年もたくさん、夏の思い出ができますように。


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