熱中症

熱中症対策には、おにぎり!

もうすでに梅雨が明けたような天気の今日この頃。すると、大きなニュースとなってくるのが「熱中症」です。
これから始まる夏に向け、今から気を付けておきたいもの。
高齢者の場合は、炎天下の屋外だけでなく、建物の中での熱中症や、気づかないうちに体の水分が失われる「かくれ脱水」にも注意が必要です。(ただし、脱水症状は、水分だけが不足して起こるわけではありません)

熱中症対策!水だけでは足りない…

脱水症は、体内の水分と塩分が不足したときに起こる症状です。ちなみに「かくれ脱水」とは、頭痛や発熱といった熱中症・脱水症の症状はまだ出ていないけれど、体の水分は不足しているという、いわば熱中症や脱水症の一歩手前の状態です。
そのため、平常時の水分補給には水やお茶で問題ありませんが、熱中症や脱水症が疑われるときには、食塩とブドウ糖を水に溶かした「飲む点滴」である経口補水液が効果的なのです。
経口補水液はドラッグストアなどで手に入るほか、自分で作ることもできます。また、こうした脱水時にスポーツドリンクを飲む場合は、ナトリウム含有量の多いもの(100mlあたり40~80mg)を選ぶとよいでしょう。

熱中症対策!「塩むすび」で熱中症予防

また、意外な熱中症予防に有効な食品として「おにぎり」があります。
お米は水を吸わせて炊くため、実はご飯に含まれる水分量は約60%。そのため、ご飯を食べること自体にも水分を補給する効果はあるのですが、さらに「塩」を使うおにぎりでは、失われた塩分も補給できて一石二鳥というわけです。

熱中症対策!子供にはひと口サイズのおにぎりを

幼い子どもは、身体の体温調節機能が未発達で、外気の影響を受けやすいことから、大人以上に熱中症に注意する必要があります。こうした子供の熱中症予防にも、おにぎりはピッタリ。
塩を少し多めにしたひと口サイズのおにぎりは、おやつ代わりにも食べやすいと思います。殺菌効果の強い梅干しを混ぜれば、腐敗防止や食中毒予防にもなります。
もちろん、ご飯やおにぎりを食べる場合でも、水分補給は大事です。
食事以外には、高齢者の場合は、定期的に水分を摂ることが必要といわれていますが、子供の場合は基本的に「飲みたいときに、飲みたいだけ」という水分補給でOK。ただしそのときも、乳幼児の場合は特に低ナトリウム血症(=水中毒。水の摂りすぎによる塩分の不足で起こる症状)を防ぐ意味でも、塩分を同時に摂ることを心がけましょう。
【参考】
『夏の熱中症予防は?~かくれ脱水に注意~』

http://www.jiji.com/jc/v4?id=kdassui13080001

<執筆者プロフィール>
井澤 佑治(いざわ・ゆうじ)
ライター、舞踏家/ダンサー。
通販メーカーのコピーライターとして、健康食品などの広告を数多く手がけたのちに、ダンサーとして独立。国内外で公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。

<監修者プロフィール>
山本 ともよ(管理栄養士)

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2016/07/12

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この記事の監修/執筆

Mocosuku編集部