妊娠超初期の症状 

2016/07/14

妊娠超初期症状かも!おりもののにおいはなぜ変化する?

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妊娠超初期症状かも!おりもののにおいはなぜ変化する?

普段は気にならないのに、おりもののにおいがいつもと違う。そのような場合は、もしかすると妊娠超初期症状かも?と思われるかもしれません。今回は、そのような疑問を解決するために、おりもののにおいが変化する原因について解説していきます。

そもそも正常時のおりもののにおいとは

妊娠超初期症状としてのおりものが、どのようなにおいなのかを知る前に、正常時のおりもののにおいについて確認しておきましょう。

おりものはエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌の影響を受けて生理の前後や排卵時に量が増え、それによって下着におりものが付着することがあります。下着に付着したおりものが乾くと、酸っぱいにおいがすることがあるのですが、これは膣内において雑菌が増殖するのを防いでいる「デーデルライン桿菌 」の働きによるものです。

妊娠超初期症状としてにおいが強くなることはある?

女性の身体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響を受けるのですが、妊娠するとこれらの女性ホルモンの量が増えます。その刺激によって、おりものが増えることがありますが、基本的におりものの明らかな変化が目に見えてわかるということは稀です。においに関しても、基本的に妊娠したからと言って明らかな変化がみられる訳ではありません。しかし、もともと膣炎を起こしており、自浄作用としての役割を持つ月経がなくなったことで臭いが強くなることもあります。つまり、膣炎を起こしており、おりもののにおいが強くなった場合は、妊娠している可能性が少なからずあるということです。

性感染症でもにおいが変化することがある

膣炎と言ってもさまざまな種類がありますが、代表的なものが「細菌性膣症 (非特異性膣炎)」です。これは、膣の常在細菌(デーデルライン桿菌)が減り、細菌が増え膣内の細菌のバランスが崩れることが原因で起こります。細菌性膣症 (非特異性膣炎)の最大の特徴は、魚が腐ったようなにおいのするおりものです。妊娠超初期症状として、膣炎を起こしている場合におりもののにおいが強くなることが挙げられますが、ここまで強い臭いがある場合は、この細菌性膣症が疑われます。他にも、灰白色のおりものが増えたり、かゆみ、排尿時痛などが現れることもあります。

この細菌性膣症の怖いところは、妊娠中に起こっていると早産のリスクが増すということです。これは、細菌が増殖することで絨毛膜羊膜炎が引き起こされるためです。更に、分娩までに治すことができなければ、分娩時に新生児へと母子感染し、髄膜炎や肺炎などを引き起こす可能性もあります。おりもののにおいによって妊娠を疑った場合は、妊娠の有無の確認を兼ねて膣炎を発症しているかどうか診断してもらい、必要であれば治療を開始することが望ましいです。

妊娠超初期症状として、おりもののにおいが変化することがありますが、これは膣炎を起こしている場合に限ると言われています。中々、おりものの変化だけで妊娠の有無を確かめることは難しいですが、においがある場合は膣炎の有無を確認するためにも医師の診察を受けた方がよいでしょう。


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