子宮頸がん

子宮頸がん検査で3aの診断…検査頻度や気をつけることは?

子宮頸がんの検査でもしも異常が見つかったら…不安は計り知れませんし予後も心配ですよね。今回の相談者もその一人。クラス3aと診断されたとのことですが、それがどういう状態なのか、今後どうなっていく可能性があるのか、専門家に詳しい説明を求めています。

30代女性からの相談:「3aの診断のその後」

30代半ばで初めて子宮頸がん検査で要検査になり、クラス3aと診断されました。ウイルス検査をしたところ感染していないとのことで、1年後検診になったのですが、1年もあとでいいのか不安です。また1度でも3aになったら、悪くなったりよくなったり、予後はどうなるのでしょうか。医師からは1年後に検査でいいと言われていますが、これでは普通の人と同じです。一度でも3aになった人は、どうしたらよいのでしょうか。普段気を付けたほうがいいことはありますか。(30代 女性)

子宮頸がんのクラス3aとは「軽度異形成」

現在の状態を正しく知るために、まずは子宮頸がんのクラスについて理解することが肝要です。相談者のクラス3は要観察とされ、子宮内に炎症が起こっている場合にも見られる程度の細胞の変化とのこと。時間が経てば元の状態に戻ることもあるそうです。ただ、やはりがん化する可能性もありますので、その後のフォローはしっかり行っていかなければいけません。

子宮頸がんのクラスはクラスⅠ〜Ⅴまで分かれます。クラスⅢは要観察の段階で、医師の判断により1年後に再検査になったのだと思われます。クラスⅢの状態は癌を疑うが断定できない状態で、異形成と呼ばれる前癌状態を想定しています。クラスⅢaは軽度~中等度異形成といい、変化している細胞の割合が少ない状態です。クラスⅢbは高度異形成と呼ばれ、かなりの細胞が変化している状態を言います。クラスⅢaは子宮内に炎症が起こっている場合に細胞にも変化が見られクラスⅢaの結果が出ることがあります。炎症があってクラスⅢaの結果が出ているときは正常の細胞に戻ることもあります。(看護師)
癌検診の分類は、クラス0~Ⅳ、さらにa、bで判断します。医師の方針にもよりますが、検診でⅢaと診断された場合、軽度・中等度異形成と考え、今後癌に移行する可能性があるとして様子を見る場合があります。また、子宮頚部に炎症があれば細胞が非正常に変化することがあり、次の検査ではクラスⅠやⅡに戻っている場合もあります。癌細胞は、年単位で変化していきますから、Ⅲaと診断された後、3ヶ月後、半年後にフォローの検査をしていれば、次の健診は1年後でもかまわないでしょう。(医師)

しかし、もしもⅢbと診断されたら、1年後ではなくもっと早めに再検査することを専門家はすすめています。

反対にクラスⅢbと言われたらがん化する確率が高くなります。クラスⅢbと言われたら3か月後にもう一度再検査をすることをおすすめします。(看護師)

免疫力アップと定期検診、性行為の際に気をつけること

罹患の可能性のある無しに関わらず、普段の生活の中で免疫力を高めておくことは大切ですよね。細胞の変化を見逃さないための定期検診や、ウイルス感染防止のためのコンドーム使用も必須といえるでしょう。

普段から規則正しい生活や栄養バランスの良い食事を摂取して、免疫力を高めておくようにします。そして定期的に検診を受けるようにして下さい。(看護師)
日常生活で気をつけることは、やはり定期的に健診を受けることです。また、子宮癌の主な原因は性行為によってヒトパピローマウイルスに感染することですから、性行為の際にはコンドームを使用してください。(医師)

自分のために、大切な人のために、定期的に検診を

子宮頸がん検査で異常が見つかると、不安に襲われ気持ちが沈んでしまうのは誰しも同じでしょう。
しかし「面倒だから」「検査自体嫌だから」などという理由で検査を受けないままでいると、異変に気付いた頃には既に手遅れ…という恐ろしい状況も考えられます。病気の早期発見は、身体に大きな負担をかけることなく完治や早期回復に繋がるはずです。子宮頸がんに関しては、少なくとも3年に1度くらいの割合で検査を受けることが大切です。


2016/07/23

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